モンスターバースとはワーナー・ブラザーズ配給の元、アメリカのレジェンダリー・エンターテイメントが東宝と提携して制作するゴジラとキングコングを中心とした怪獣映画のことで、同じ世界観を共有していて共通の登場人物が作品に登場します。
同じ世界観でゴジラやモスラ、キングギドラ、キングコングが描かれるので東宝怪獣ファンも放ってはおけないシリーズの一つではないでしょうか。
同様のシリーズ形態は近年のハリウッド映画で主流となりつつあり、有名なのはMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)やDCEU(DCエクステンディッド・ユニバース )などがあります。
【モンスターバース】シリーズは公開順=時系列順となっているので公開順に観ていくのがオススメです。
(※ネタばれしない程度に紹介します。)
【GODZILLA ゴジラ】(2014)
評価★3.3 おすすめ度80

監督:ギャレス・エドワーズ 脚本:フランク・ダラボン、デヴィッド・キャラハム
出演者:アーロン・テイラー=ジョンソン、CJ・アダムズ、渡辺謙、ブライアン・クランストン、エリザベス・オルセン、カーソン・ボルド、サリー・ホーキンス、ジュリエット・ビノシュ、デヴィッド・ストラザーン、宝田明
ストーリー
日本の原子力発電所に勤めるジョーは異常振動の調査をしていたが、緊急警報が鳴り、妻を原子炉内に残したまま、防護壁を閉じる苦渋の決断を強いられた。それから15年後、原発跡地に侵入したジョーと息子のフォードは謎の研究施設と巨大生物を目にする…。
解説
お金のかけ方がハンパじゃないハリウッド版ゴジラ。演出も脚本も全体的に暗く重ためで、どちらかと言うと家族愛にフォーカスした感じです。タイトルがゴジラである以上、ゴジラにもう少しフォーカスして欲しかったという感じがします。
怪獣たちによる都市破壊のスケール感の大きさに圧倒されますが、画面が暗すぎてほとんど見えなかったのでもう少し怪獣たちのバトルシーンを見たかった。
ゴジラやムートーの暴れるシーンは迫力がありますが、どうせならオリジナル怪獣のムートーではなく有名な怪獣が登場して欲しいところ。そこらへんは続編で豪華に出てくるので良しとします。
【キングコング:髑髏島の巨神】(2017)
評価★3.6 おすすめ度80

監督:ジョーダン・ヴォート=ロバーツ 脚本:マックス・ボレンスタイン
出演者:トム・ヒドルストン、サミュエル・L・ジャクソン、ブリー・ラーソン、ジョン・C・ライリー、ジョン・グッドマン、コーリー・ホーキンス、ジョン・オーティス、ジン・ティエン、トビー・ケベル、ジェイソン・ミッチェル、シェー・ウィガム、トーマス・マン、トマ・ラングマン、ユージーン・コルデロ、マック・エヴァン・ジャクソン、ウィル・ブリテン、雅-miyavi-
ストーリー
謎のベールに包まれた島・髑髏島に調査隊が派遣される。美しい島に感嘆の声を上げる彼らだったが、島を破壊したことで守護神・コングの怒りを買い、その剛腕でヘリを落とされてしまう。調査隊はなすすべもなく逃げ惑い、サバイバルを強いられることになる。
解説
まずはモンスターがキングコングとその仇敵だけではないのが良いです。ガラパゴスどころではない島ならではの生態系が想像できるような殺傷能力の高すぎる怪物どもが、変に暗かったりカメラワークで誤魔化されたりせず正面から描かれているので画面が本当に楽しい。また、迷い込んでしまった人間が一致団結せずチームごとに別れ、各々の体験、信念から違った方向性の行動を取るのも面白いです。
人間パートも多すぎず少な過ぎずで、ジュラシックパーク的な緊張感なんかもあって、最初から最後までちゃんと楽しめる作品だと思います。
【ゴジラ: ザ・キング・オブ・モンスターズ】(2019)
評価★3.7 おすすめ度85

監督:マイケル・ドハティ 脚本:マイケル・ドハティ、ザック・シールズ
出演者:カイル・チャンドラー、ヴェラ・ファーミガ、ミリー・ボビー・ブラウン、サリー・ホーキンス、渡辺謙、チャン・ツィイー、ブラッドリー・ウィットフォード、チャールズ・ダンス、トーマス・ミドルディッチ、オシェア・ジャクソン・Jr、アンソニー・ラモス、アイシャ・ハインズ
ストーリー
【GODZILLA ゴジラ】から5年後。モナークの前進基地に住むエマと娘のマディソンは、突如傭兵部隊に襲われ、巨大生物とコミュニケーションをとることのできる音響装置“オルカ”とともに連れ去られてしまった。エマの元夫マークは娘を助けるために二人を探すが、行く先々でキングギドラ、ラドン、モスラが次々と復活し、さらにそこにゴジラが現れて怒涛の死闘が展開されていく…。
解説
モンスター映画はこの作品みたいなぶっ飛んでるくらい火力多めな方がいいと思います。とにかく色々ぶっ壊れるし燃え盛る、映像が凄いから迫力あってもうそれだけで面白い。
怪獣大戦争のワクワクそのままに巨大モンスターがたくさん出てきて楽しいに決まってます。人間ドラマが無いわけではないけど、ゴジラと愉快な仲間たちの活躍と上手く合わさってたし邪魔してなかったのが良かったです。
怪獣の姿・形やBGMも原作通りに制作してくれていて、怪獣それぞれを際立たせるシーンが用意されておりファンの方も、うなずける作品だと思います。
【ゴジラvsコング】(2021)
評価★3.7 おすすめ度85

監督:アダム・ウィンガード 脚本:エリック・ピアソン、マックス・ボレンスタイン
出演者:アレクサンダー・スカルスガルド、ミリー・ボビー・ブラウン、レベッカ・ホール、ブライアン・タイリー・ヘンリー、小栗旬、エイザ・ゴンザレス、ジュリアン・デニソン、カイル・チャンドラー、デミアン・ビチル、ジェシカ・ヘンウィック
ストーリー
モンスターの戦いによって壊滅的な被害を受けた地球。人類が各地の再建を図るなか、特務機関・モナークは怪獣の故郷の手掛かりを掴もうとする。そんななか、ゴジラが出現し、世界に再び危機が訪れる。人類は対抗措置としてコングを髑髏島から連れ出すが…。
解説
モンスターの戦いで甚大な被害を受けた地球にゴジラが再び出現し、人類はキングコングに戦わせようとする2大怪獣によるモンスターアクション映画。
物語の構造は特撮の怪獣映画に回帰している印象ですが、フルCGのゴジラやコングの格闘シーンは、これまでにないスピード感で破格の迫力です。人間ドラマのパートは、これらのシーンの背景として存在するのみで、決して邪魔していないところもいいです。いわゆるスター俳優が出演していないことも、ゴジラやコングの映像に集中させるための意図的なキャスティングだったのかもしれません。コングが善、ゴジラが悪という立ち位置で描かれているのもありますが、コングの出番が多く、それと同時にコングの人間味ある様々な表情が描かれていたため、感情移入がしやすく自然とコングを応援する流れになると思います。
所々に旧作品のオマージュやリスペクトが感じられ、王道胸熱展開で難しいこと考えずに楽しめるエンターテイメント作品だと思います。
まとめ
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