【ソウ】はシリーズ化されており、猟奇殺人鬼ジグソウが命を粗末にするものに、残虐な死のゲームをやらせるサイコスリラー映画。
当時、流行ったので知ってる人も多いかも。何か似たようなパッケージのパクリ作品みたいなのも多く出ました(笑)
様々な残虐な死のゲームや、予測不能なストーリー展開が話題となり、2004年から2010年まで、毎年新作が公開されました。一度はシリーズが完結したものの、2017年に新たな新作が公開されました。
ソウシリーズは全8本、話は繋がっていますので公開順に続けて観ることをおすすめします。
原題の【SAW】は、「のこぎり」と「見る (see) の過去形」、そして劇中謎を投げかける犯人の名前、ジグソウ (Jigsaw) の3つの掛詞になっている。さらに、主人公の職業である外科医を意味する語 (sawbones) や立場逆転のこと (seesaw) も示している。
(※ネタばれしない程度に紹介します。)
【ソウ】(2004)
評価★3.8 おすすめ度85
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監督:ジェームズ・ワン 脚本:リー・ワネル
出演者:ケイリー・エルウィズ、ダニー・グローヴァー、モニカ・ポッター、リー・ワネル、トビン・ベル、ケン・レオン、ディナ・メイヤー、ショウニー・スミス、マイケル・エマーソン、マッケンジー・ヴェガ、ベニート・マルティネス
ストーリー
老朽化したバスルームで覚醒する2人の男、アダムとゴードン。どちらも片足を太い鎖でパイプに繋がれ、身動きがとれない。部屋のほぼ中央には、頭部を撃ち抜いた死体が転がっている。全くの不可解な状況で彼らに与えられたのは、テープレコーダーとテープ、一発の弾丸、タバコ2本、携帯電話、2本のノコギリ。テープを再生すると、生き残りたければ、6時間以内に相手を殺さなくてはならないと告げる声が。いったい誰が何のために?そして、なぜ、彼ら2人なのか…。
解説
猟奇殺人鬼ジグソウによって密室に閉じ込められ、ゲームを強要させられた2人の男性を主軸に話が展開します。
まずこの一作目を観てください。ただグロいだけなら私も観たくありませんでしたが、最初のシンプルな設定から観客を翻弄するようなストーリー展開、多数に張られた伏線、衝撃のラスト、この一作目が一番面白いと思います。
ソウシリーズ全作品にいえることなのですが、多数の伏線をドヤ顔ダイジェストで親切に回収してくれます。
続きが観たくないのに観たくなってしまう不思議、そのくらい面白い作品で低予算ながら人気が出てシリーズ化されたのも納得できます。
【ソウ2】(2005)
評価★3.4 おすすめ度75
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監督:ダーレン・リン・バウズマン 脚本:ダーレン・リン・バウズマン、リー・ワネル
出演者:ドニー・ウォールバーグ、ショウニー・スミス、トビン・ベル、フランキー・G、グレン・プラマー、ディナ・メイヤー、エマニュエル・ヴォージエ、ビヴァリー・ミッチェル、エリック・ヌードセン、ティム・バード、リリク・ベント、トニー・ナッポ、ノーム・ジェンキンス
ストーリー
刑事エリックのもとに殺人事件発生の報が来る。その惨殺死体はエリックが使っていた情報屋、マイケルだったことがわかり、彼の頭に世の中を騒がせた連続殺人犯ジグソウの影がちらつく。果たしてジグソウの犯行なのだろうか? 現場に残された仕掛けからジグソウのアジトをつきとめたエリックは、SWATを伴いその場所に急行する。拍子抜けするほどあっさりと見つかったジグソウだったが、すでに新たなゲームが仕掛けられていた…。
解説
猟奇殺人鬼によって、毒ガスが充満しつつある館に閉じ込められた8人の男女を主軸に展開するソリッドシチュエーション映画。
ソウシリーズは、いきなり残虐なゲームから始まるオープニングの時がありますが、だいたい伏線となっていますので目を背けず見ておきましよう。
刑事のエリックがジグソウを捕まえるのですが、ジグソウは動揺もせず、エリックと二人で話す「ゲーム」を要求。なんと、エリックの息子はジグソウに監禁されおり、その8人の男女の中に含まれています。ゲームを観ながらゲームをするというね…。
前作より参加人数が増え、恐怖も倍増。限られた状況下で人間の極限状態をスリリングに描いています。二作目も、とても面白いです。観終わってから、なるほどやられた!と思いました。
【ソウ3】(2006)
評価★3.3 おすすめ度75
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監督:ダーレン・リン・バウズマン 脚本:リー・ワネル
出演者:トビン・ベル、ショウニー・スミス、アンガス・マクファーデン、バハー・スーメク、ディナ・メイヤー、J・ラローズ、デブラ・リン・マッケイブ、バリー・フラットマン、エムポー・クワホー、リリク・ベント、キム・ロバーツ、コスタス・マンディロア、ベッツィ・ラッセル、アラン・ヴァン・スプラング、ドニー・ウォールバーグ、フランキー・G
ストーリー
廃校で男の死体が発見された。これまでのジグソウの犠牲者とは異なる点に着目し、困惑する女刑事ケリー。その夜、彼女は何者かに拉致される。ジグソウは動けないはずなのに…。
轢き逃げで息子のディランを失ったジェフは、使われていない食肉加工工場で目が覚める。そこには、息子の死に関連のある3人の人間が監禁されていた。
女医のリンは職場で突然拉致される。目を覚ますと医療器具が置かれた部屋で脳腫瘍で余命数日のジグソウがベッドに寝ていた…。
解説
猟奇殺人鬼によって食肉加工工場に閉じ込められた、交通事故で息子を失った男を主軸に展開するサイコスリラー映画。
これまでは、ミステリー要素が強かったのに対し、本作では残虐性を前面に出した作品となっている。私も叫びまくりました(笑)
一作目から登場している三人のキーマンの過去や運命、ついに明かされるジグソウの謎にも注目です。
【ソウ4】(2007)
評価★3.2 おすすめ度75
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監督:ダーレン・リン・バウズマン 脚本:パトリック・メルトン、マーカス・ダンスタン
出演者:トビン・ベル、スコット・パターソン、ベッツィ・ラッセル、コスタス・マンディロア、リリク・ベント、アシーナ・カーカニス、ジャスティン・ルイス、サイモン・レイノルズ、マイク・リアルバ、マーティ・アダムズ
ストーリー
連続殺人鬼・ジグソウの遺体を解剖していた検視官が、ジグソウの胃の中から一本のカセットテープを発見する。
慌てた検視官は、すぐさま事件を担当しているホフマン刑事に連絡。再生されたテープには「自分の死で、すべてが終わったと思わないことだ」という不気味なメッセージが録音されていた。
一方、ジグソウ事件と関わってしまい、その後仲間を次々と失ったSWATの隊長・リッグは、自宅にいるところを何者かに昏倒させられ、気がつくとジグソウの新たなる被験者として異常なゲームに巻き込まれていた。 今回、ジグソウに裁かれるのは売春斡旋業者や強姦魔などの悪党。しかも、どこかで必ずリッグと関わっていたのだ。
リッグによるゲームが進行する中、FBIのストラム捜査官は、事件解決の糸口としてジグソウの元妻・ジルの尋問を開始する。そして、その証言から、ジグソウの意外な過去が明らかになる。
解説
前作【ソウ3】とほぼ同じ時間軸を描くサイコスリラー映画。いったい誰がゲームを支配しているのだろうか。
ジグソウの過去と共に、今までの事件の全容が大胆なスケールで明かされていく、1から3までの集大成のような作品になっています。
クライム・サスペンスの色合いが強まった本作はジグソウの後継者の正体と事件の真相という二つの謎が物語を盛り上げます。
【ソウ5】(2008)
評価★3.2 おすすめ度75
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監督:デヴィッド・ハックル 脚本:パトリック・メルトン、マーカス・ダンスタン
出演者:トビン・ベル、コスタス・マンディロア、スコット・パターソン、ベッツィ・ラッセル、マーク・ロルストン、カルロ・ロタ、ジュリー・ベンツ、グレッグ・ブリック、ミーガン・グッド、ローラ・ゴードン、ジョリス・ジャースキー、アル・サピエンザ、マイク・リアルバ、リリク・ベント
ストーリー
何とかゲームに勝利したストラムは、無傷でゲームから生還してきたホフマン刑事こそジグソウの後継者ではないかと疑い始める。しかし、上司に捜査から外れて休養を取るよう命令を受けたため、独断の単独捜査を開始する。
ジョン(ジグソウ)の元妻ジルは、彼が生前に弁護士に預けたと言う遺言と遺品の入った精巧な木彫りの箱を警察に渡される。彼女は確認のために箱を開けるが、その中身に驚愕する。
一方、コンクリートの床の上で犬用首輪を嵌められた5人の男女が目覚めた。密室になった部屋の壁にはV字型の大きな刃がセットされ、「ゲーム」が開始される。
解説
猟奇殺人鬼によって密室に閉じ込められた5人の男女を主軸に展開するサイコスリラー映画。新しいゲームの仕掛け人は、果たして誰なのか?
ジグソウが代替わりをして初めての作品。死してなお影響を与えづづけるジョン、ジグソウは意思となり残虐なゲームはまだまだ終わらないのです。
【ソウ6】(2009)
評価★3.2 おすすめ度75
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監督:ケヴィン・グルタート 脚本:マーカス・ダンスタン、パトリック・メルトン
出演者:トビン・ベル、コスタス・マンディロア、ベッツィ・ラッセル、マーク・ロルストン、ピーター・アウターブリッジ、ショウニー・スミス、アシーナ・カーカニス、ジョージ・ニューバーン、ショーナ・マクドナルド、デヴォン・ボスティック
ストーリー
薄暗い廃墟の一室で2人の人間が目を覚ます。名はシモーネとエディ。悪徳金利業者である2人はジグソウの標的に選ばれ、その身を削るゲームを強いられた。
ホフマン刑事はFBI捜査官ストラムを罠へと誘い込み、殺害した。生き延びたホフマンはストラムをジグソウの後継者に思わせるべく画策し、行動を始める。
ジグソウの死後、凄惨なゲームが行われた事件現場でストラムの上司であったエリクソン捜査官が自ら検証を進めていた。状況証拠はストラムがジグソウの後継者と示しているがそれに疑問を抱き、担当刑事であるホフマンに本格的な共同捜査を申し出る。
ジョン・クレイマーの前妻ジル・タックは夫との思い出に浸りながら、自身に託された遺言と遺品に思い悩んでいた。ジグソウとして使命を全うした夫と麻薬中毒から立ち直ったアマンダ・ヤングの姿を思いながら、ついにジルも行動を決意する。
アンブレラ保険会社の副社長ウィリアム・イーストンは突然拉致され、目を覚ますと体を拘束されていた。
解説
またしても始まる新しいゲーム。このゲームを最前列で見ている者が、ジグソウの真の後継者なのか。その後継者は誰なのか。
次のファイナルに向けて、今までの伏線も回収され、最終章に向けて盛り上がりを見せる作品となっています。
【ソウ ザ・ファイナル 3D】(2010)
評価★3.2 おすすめ度75
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監督:ケヴィン・グルタート 脚本:パトリック・メルトン、マーカス・ダンスタン
出演者:トビン・ベル、ケイリー・エルウィズ、コスタス・マンディロア、ベッツィ・ラッセル、ショーン・パトリック・フラナリー、ジーナ・ホールデン、チャド・ドネッラ、ローレンス・アンソニー、ディーン・アームストロング、ナオミ・スニッカス
ストーリー
ジグソウのゲームの生存者ボビー・デイゲンは、その経験談をTVや著書などで語りカリスマ的な人気を得ていた。同じくゲームの被害者で生き残った者達はボビーの元に集う。その中には1作目の被害者であるゴードン医師もいた。その夜ボビーは突然拉致され、オリの中で目を覚ます。
一方、前作でジルの仕掛けたトラップをなんとか突破したホフマン刑事は、復讐に執念を燃やす。ジグソウの遺品も狙うホフマンから身を守るためジルは内務調査課のマット・ギブソンに保護を求める。
解説
最後に「GAME OVER(ゲームオーバー)」を言うのは誰なのか。 ジグソウの最後の遺言がついに明かされる…。
シリーズ完結となりつつ、初の3D作品となった。今までの伏線が全て回収され圧巻のフィナーレを迎える。
日本の配給側はシリーズのプロデューサー、マーク・バーグに「本作が完結編となり、続編・外伝さらにビギニングも製作はしない」と確認をとったうえで「ファイナル」という邦題を決定したが…。
【ジグソウ:ソウ・レガシー】(2017)
評価★3.4 おすすめ度75
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監督:マイケル・スピエリッグ、ピーター・スピエリッグ
出演者:ローラ・ヴァンダーヴォート、トビン・ベル、マット・パスモア、カラム・キース・レニー、ハナー・エミリー・アンダーソン、ブリタニー・アレン、ソニア・ディロン・タリー、ボニー・シウ、マンデラ・バン・ピーブルス、ティナ・ジャング、マイケル・ボアバート、Attila Sebesy、ミシャ・ラザイア、ジョサイア・ブラック、シャクアン・ルイス
ストーリー
ある街で、おぞましい死体が次々と発見される。その常軌を逸した状態から、かつてジグソウという名で多くの人間を死に追いやったジョン・クレイマーの存在が警察の捜査で浮かび上がる。しかし、彼は十数年前にこの世を去っていた。ジグソウに後継者がいたのか、彼に心酔する者による犯行なのかと、さまざまな推測が飛び交うが…。
解説
今作は、およそ7年ぶりとなる新作である。
これまでの作品、特に3作目以降からはジグソウ”の意思を継ぐ者を前面に押し出してきていたが、対して本作は第1作目のように残虐な描写よりも、サスペンス感を重視した原点回帰の作品です。
謎が謎を呼ぶ展開、伏線がつながっていくスリリングな快感に、ラストまで目が離せない作品になっています。
まとめ
ただ単にグロいだけの映画なら私も観ることは無かったのかもしれませんが、シリーズ化されたことによりストーリー性も重圧になり、観たくないけど観たくなってしまう内容の作品に仕上がっていると思います。
ある程度のグロ耐性は必要かと思いますが、よく考えられたシリーズ作品でストーリーも伏線も素晴らしいのでおすすめです。
私はホラー映画は平然と観てますがこのソウは叫びながら観てます(笑)
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