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【シュナイダースキンク】人馴れしまくるトカゲの特徴や飼育方法

  • 12月 4, 2020
  • 7月 15, 2022
  • ペット
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ここ数年、日本は空前のペットブームを迎えています。

そんなペットブームの中で犬や猫はもちろん、爬虫類を飼育する人も年々増加傾向にあるといわれています。芸能人やアイドルがヒョウモントカゲモドキを飼ってるとか見聞きするようになり、一般的に嫌われる爬虫類系にも火がついてきたように思います。

私も爬虫類は特に好きでも嫌いでも無かったのですが、飼ってみると意外と手がかからず、かわいくて癒しを与えてくれる存在となりました。ただ爬虫類は人に懐くのでは無く、人に慣れるだけなので必要以上のコミュニケーションはストレスになるので10分くらいにしておいてください。一週間くらいならほっといても大丈夫なくらい手がかからないので、忙しい人にもおすすめ出来るのが爬虫類の魅力だと思います。

シュナイダースキンクの特徴

(スキンクとは、トカゲの一種)

  • 北アフリカや中央、西アジア出身
  • ずんぐりした胴体にガニ股の手足、そしてひょろ長い尻尾
  • 鱗はグレーの下地にレモンイエローかオレンジのドット
  • お腹は白からクリーム色
  • 全長20~30㎝になる
  • 人なれしやすい
  • 寒さに弱い
  • 昼行性
  • 雑食性
  • 性格は攻撃性は無くおっとりしていておとなしい
  • 多頭飼い出来る
  • 寿命は5年~10年と飼育下だと20年なんて説もある
  • 高い所に登るのが好き
  • 砂に潜るのも好き

シュナイダースキンクの性別の見分け方は?

スキンクに関わらず爬虫類の性別はとても見分けにくいです。哺乳類と違い、生殖の瞬間まで性器を体内に完全に収納しているからです。ですから体をひっくり返して見ても全然性別を見分けることが出来ません。

身体的特徴で見分けるとオスはメスよりも頭が大きく、尾のあたりがメスよりも膨らんでいます。そしてお腹に『総排出孔』と呼ばれる穴の近くに『前肛孔』と呼ばれる穴の多く空いた鱗があるとオスになります。

プロでもスキンクの性別を見分けるのは難しいと思います。

シュナイダースキンクの飼い方

爬虫類初心者でも比較的飼育が容易で雑食性のためエサも生き餌が必ずしも必要ではないので(コオロギを見ると目の色を変えて追いかけ回すので与えてあげたくなりますが)虫が苦手な人でも飼いやすいです。

過酷な環境の砂漠のトカゲなので寒さにだけ特に気を付けてあげれば特に問題はないと思います。

飼育環境

必要な物

  1. 高さのあるケージ(40㎝以上)
  2. 温度計、湿度計
  3. 床材
  4. 紫外線ライト(昼夜のメリハリがメイン)
  5. 暖房器具

うちでは幅40㎝×奥行35㎝×高さ45㎝の前開きのガラスのケージで飼っています。一匹なら余裕二匹でも全然いけそうなサイズです。

上部がメッシュなので毛布をかけて保温しています。

シュナイダースキンクは高い所に登るのが好きなので高さのあるケージがいいかもしれません。別に水槽とかでも飼えるのですが、ライトや暖房器具を設置しやすくパネルヒーターも設置可能な底面もあり、前開きでお手入れもしやすいのでこちらのケージを使っています。

(※Amazonさんサイズ表記が間違っているので4045は幅405×奥行355×高さ450mmです)

登れそうな所を作らなければこのサイズでもいいと思います。

(※Amazonさんサイズ表記が間違っているので4535は幅455×奥行305×高さ350mmです)

温度系と湿度計は大事なので必ず設置してあげてください。写真の湿・温度計は4年くらいで壊れたので、今はこの電池も要らないシンプルなアナログ湿・温度計を設置しています。

ビーチウッドフレークを床材に使用してます。

潜るのが好きで体温調整や寝床にもなるので床材は潜れるくらいたっぷり入れてあげてください。砂でもいいのですがエサについたり扱いが大変そうなので私は木片にしています。

天井には紫外線ライトと暖房器具設置

爬虫類は自分で体温調節をすることができません。そのため、野生では日光を浴びることで体温を上げ、同時に体内時計をリセットして生理機能の調整や、ビタミンD3などの生成を行っています。

シュナイダースキンクは、ほとんど砂の中に潜っているので、そこまで紫外線ライトは必須では無いと思いますが昼夜の感覚を与えたいので私は設置しています。紫外線ライトは、カルシウムの摂取に必要なビタミンD3を体内に作り出すUVBの強さが強い10.0のものにしています。ワット数は13Wでいいと思います。紫外線ライトは光っていても紫外線の量が減ってくるので、一年くらいが交換の目安になっています。

バスキングライトで温度調整する方法もあるのですが、設置に場所を取るのとシュナイダースキンクは高い所に登るのが好きなのでライトに触れて火傷などの恐れがあるので、天井に設置できる暖突にしています。

底面にスペースがあるのでパネルヒーターを設置できます。

パネルヒーターをケージの下に張り付けていたのですが、少し焦げていました(笑)ケージの下にスペースを作って置くだけでいいらしいので、皆さんは張り付けないでくださいね(笑)

(パネルヒーターのサイズはケージの三分の一くらいあれば十分だと思います)

これで温度によって暖房器具のオン/オフが調整出来ます。

サーモスタットがあると勝手に温度調整してくれるので楽です。4年くらい問題なくアサヒのサーモスタットを使ってましたが、間違って消費電力の限界以上の負荷をかけてしまい中のヒューズが飛んでお亡くなりになったので、今はジェックスの安いサーモスタットを使っています。

乾燥地帯に生息するトカゲは、日中25~30℃くらいに保温して、ホットスポットは35℃前後にする。 夜間は日中より10℃程度下げてもよい。

うちでは常時28℃くらいに保温して昼と夜で紫外線ライトをオン、オフしているだけで温度を変えたりはしていません。

シュナイダースキンクよりも飼育設備の方がお金がかかりました(笑)

基本的にジェックス(GEX )の商品が安くて何でも揃い安心して使えると思います。

エサ

シュナイダースキンクは雑食性のため、ジャイアントミルワームやコオロギ、ローチなどの昆虫からピンクマウス、果物、野菜、ふやかした配合飼料、ゼリーなど何でも食べます。生き餌なしでも飼えるところがうれしいトカゲです。水分摂取は、水でふやかした配合飼料やゼリーなどで摂れますので、水入れを常設しなくても大丈夫です。水分の少ないエサを与えている場合は、時々霧吹き程度で大丈夫です。霧吹きはトカゲに直接かけると嫌がりますのでガラス面にふきかけてください。しずくをなめます。

うちの子は、レオパレスの人工飼料とたまにペットショップで買ってくるコオロギを与えています。食費は月1000円もしないくらい安いです。

まとめ

シュナイダースキンクは、ほとんど潜っていて寝ていますが、ひょっこり顔をだしたりケースをよじ登ったり、とても愛らしいトカゲです。

とてもおっとりしていて、模様も美しく、人にも慣れやすく手からエサも食べてくれますし、ハンドリングも容易で飼いやすいトカゲです。非常に良いトカゲですが、トカゲ独特のツルツル感と顔つきが苦手な人も多いのが残念です。値段も五千円から一万円以内で買えますし飼ってみると意外とかわいくて、おもしろいトカゲです。

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