今回ご紹介する作品は【コンティニュー】【アイス・ロード】【特攻野郎Aチーム THE MOVIE】【捜査官X】【ローン・サバイバー】の5作品をネタバレしない程度に紹介します。
何も考えずに楽しめるのがアクション映画の良い所ですが、アクションだけじゃなくもう一つ二つプラスで楽しめちゃう映画をご紹介します。
【コンティニュー】(2021)
評価★3.5 おすすめ度80

監督:ジョー・カーナハン 脚本:ジョー・カーナハン
出演者:フランク・グリロ、メル・ギブソン、ナオミ・ワッツ、メドウ・ウィリアムズ、アナベル・ウォーリス、ミシェル・ヨー、ケン・チョン、セリーナ・ロー、ウィル・サッソー、ロブ・グロンコウスキー
ストーリー
朝、目覚めた瞬間から謎の殺し屋に殺された元デルタフォース特殊部隊員のロイ。ところが彼は何度殺されても生き返り、同じ一日を繰り返していた。死のループから抜け出すためにトライ&エラーを重ねるロイは、元妻からタイムループ脱出の手掛かりを掴み…。
解説
朝起きたら殺し屋に狙われて殺されたらまたその日の朝に戻るタイムループ作品。
B級ループ系で、ド派手でなアクションの連続、まるで対戦型格闘ゲームのステージをクリアしていくような斬新な世界観で描かれています。主人公は、リセットされる度に襲ってくる敵の特性を掴み、少しずつステージを前進して行きます。それに伴い、この無限地獄の謎が解っていく仕組みになっているのは巧い構成だと思います。途中に登場する有名な剣術士であるダイ・フェンに剣術の訓練を受けてパワーアップしていく辺りもゲームぽくて良いです。
ややタイムリープがしつこく、タイムリープ系は矛盾しているストーリーなのはしょうがないとして、1番残念なのが意味が分からないラストで、ラストがもう少しスッキリすればもっと高得点だったであろう作品です。
【アイス・ロード】(2021)
評価★3.5 おすすめ度83

監督:ジョナサン・ヘンズリー 脚本:ジョナサン・ヘンズリー
出演者:リーアム・ニーソン、ローレンス・フィッシュバーン、マーカス・トーマス、アンバー・ミッドサンダー、ベンジャミン・ウォーカー、ホルト・マッキャラニー、マット・マッコイ、マーティン・センズメアー、マット・サリンジャー、チャド・ブルース
ストーリー
爆発事故で26人の作業員が鉱山の地下に閉じ込められた。救出装置を運ぶため、4人のトラックドライバーが集められる。30tの巨大トラック3台が走る最短ルートは、氷の道。地下の酸素が尽きるタイムリミットは30時間。4人は名誉と報酬を手にするはずだったが…。
解説
鉱山事故の救出装置を運搬するリーアム・ニーソン演じるトラックドライバーたちが、作業員の命を救うため危険な氷の道を走る話。
いつ氷が砕けるか知れない状況下で装置を運ばなければいけない、しかもただそれだけで終わるわけもなく陰謀に巻き込まれることで更にスリリングな体験になっていくアクションサスペンスの王道的な作品です。大層なシナリオや仰々しい衣装がなくても、見せ方でここまで面白くできるというマンネリ映画界に知らしめたB級映画だと思います。鉱内での争い、運送を妨害する一味との格闘、アイスロードの爆破等々、100分映画にしてはエピソードや場面展開も多くテンポ良く最後までドキドキハラハラが楽しめます。
特別な大どんでん返しがあったり、驚きのギミックがあるわけでもなく、”家族愛”にフォーカスした物語をシンプルなトラックムービーと上手いこと混ぜ合わせていて、後味までスッキリ観れる作品だと思います。
【特攻野郎Aチーム THE MOVIE】(2010)
評価★3.6 おすすめ度84

監督:ジョー・カーナハン 脚本:ジョー・カーナハン、ブライアン・ブルーム、スキップ・ウッズ
出演者:リーアム・ニーソン、ブラッドリー・クーパー、クイントン・ジャクソン、ジェシカ・ビール、シャールト・コプリー、パトリック・ウィルソン、ジェラルド・マクレイニー、ヘンリー・ツェーニー、ユル・ヴァスケス、ブライアン・ブルーム、モーリー・スターリング、テリー・チェン、オマリ・ハードウィック、ダーク・ベネディクト、ドワイト・シュルツ
ストーリー
1年前、特殊部隊のメンバーから結成されたAチームの面々が、何者かの謀略により無実の罪で逮捕された。しかしリーダーのハンニバルは、刑務所からの脱獄に成功し、部下のフェイス、B.A.、マードックと合流し、ハンニバルが編み出す荒唐無稽な作戦のもと、当局の追跡をかわしながら、名誉を汚した黒幕に迫っていく。
解説
1980年代に一世を風靡したドラマ【特攻野郎Aチーム】の30年振りの映画化。政府に裏切られたならず者たちが協力して汚名返上する話。
チームの結成やメンバー紹介からきちんと描いてくれているのでシリーズ初心者でも安心の作劇です。一応は往年のテレビシリーズを基礎にしていますが、中身(お話)はアクション映画において良くあるパターンとなっており、簡単に言うと、濡れ衣を晴らすための戦い。見所は荒唐無稽にも思える迫力全振りのアクションシーンで、空から戦車でダイブ、ヘリ対ヘリの猛チェイス、そしてコンテナだらけの埠頭でのクライマックスまで、迫力&火薬量最大級のダイナミックなアクションで大いに盛り上げてくれます。アクションがド派手なだけでなくコメディ調もあり、メンバー同士のユーモアたっぷりの掛け合いも所々で笑いを誘ってくれます。
サクっと見れる王道アクションで、キャスト、ストーリー展開、おバカなユーモアセンス、派手なアクション、バランスの取れた娯楽作品だと思います。
【捜査官X】(2011)
評価★3.6 おすすめ度83

監督:ピーター・チャン 脚本:オーブリー・ラム
出演者:ドニー・イェン、金城武、タン・ウェイ、ジミー・ウォング、カラ・ワイ(クララ・ウェイ)、リー・シャオラン
ストーリー
指名手配中の凶悪犯が強盗殺人を犯し、現場に居合わせた製紙職人・リウと争った末に死亡。捜査官・シュウは、リウが正当防衛を装って殺害したのではないかと疑念を抱く。やがてシュウは、リウの隠された過去と、村全体を脅かす驚がくの真実にたどり着く。
解説
紙職人が偶然武術に長けた凶悪犯2人組を倒したという事件に疑問をもった捜査官が事件の真相と紙職人の正体を探るミステリーアクション映画。
ドラマ作品で評価の高い監督が流行りの武侠映画を撮りたい、撮るならドニー・イェンで、という感じで製作された映画。金城武演じる捜査官が、ドニー・イェン演じる人畜無害そうな紙職人の男を観察し執拗に正体に迫っていく過程は、テンポ良く丁寧で引き込まれ、なおかつドニー・イェン本人や谷垣健治氏等が携わるアクションはスタイリッシュで迫力に満ち溢れており、大変見応えがあります。登場人物達の過去のしがらみが、事件をきっかけとした“縁”によって動き出し変化をもたらしていく描写もととても良いです。
前半と後半で全然テイストの違う映画でミステリアスな前半からカンフーアクションと化す後半の転調に興奮し、完全に功夫映画をいう世界観の中での特殊設定ミステリーを楽しめる作品です。
【ローン・サバイバー】(2013)
評価★3.8 おすすめ度84

監督:ピーター・バーグ 脚本:ピーター・バーグ 原作:マーカス・ラトレル、パトリック・ロビンソン
出演者:マーク・ウォールバーグ、テイラー・キッチュ、エミール・ハーシュ、ベン・フォスター、ユセフ・アザミ、アリ・スリマン、エリック・バナ、アレクサンダー・ルドウィグ、リッチ・ティング、ダン・ビルツァーアン
ストーリー
タリバン幹部の殺害を目的とする極秘任務の決行で、マーカスら4人の特殊部隊員はアフガニスタンの山岳に降下。だが山中で山羊飼いに遭遇し、議論の末に非戦闘員である彼らを解放する。やがて存在を知られた4人は、200人超のタリバン兵に包囲され…。
解説
アメリカが誇る精鋭特殊部隊ネイビー・シールズによるアフガニスタンにおけるターリバーン指導者暗殺作戦中に起きた、ネイビー・シールズ史上最大の悲劇といわれるレッド・ウィング作戦を、実際に作戦に参加し、ただ一人奇跡の生還を果たした元隊員マーカス・ラトレルの手記『アフガン、たった一人の生還』を原作に映画化。
この作品は、後になって事実をかなり脚色した疑惑が浮上し、ラトレル氏を助けた村人グーラブ氏とラトレル氏が揉めているようですが、あくまで映画の評価としてはとても緊迫感があり、戦闘シーンは終始、手に汗握るカットばかりで戦闘の過酷さを見せつけられます。他の戦争映画と比べてとてもリアルな描写や映像、写真が折り込まれており、戦闘のリアルティも追及された面白い映画です。ラストの展開には映画的すぎるきらいは感じましたが、映画としては綺麗に纏まっていると思います。
一部で【プライベート・ライアン】の再来とも言われた緊迫感たっぷりの軍事サスペンスで、四面楚歌の状況で銃弾の嵐に曝され逃げる為には絶壁を転げ落ちなければならない様に終始手に汗握らされ、人生における選択の無情さと、無慈悲な戦場にそれでも残る人の何かを捉えようとする作品です。
まとめ(評価とおすすめ度)
タイトル | 評価★ | おすすめ度 |
【コンティニュー】 | ★3.5 | 80 |
【アイス・ロード】 | ★3.5 | 83 |
【特攻野郎Aチーム THE MOVIE】 | ★3.6 | 84 |
【捜査官X】 | ★3.6 | 83 |
【ローン・サバイバー】 | ★3.8 | 84 |
どれもアクション映画としては申し分ないですしプラスαで楽しめると思います。
※無料で映画を観たい方⇒詳細はコチラ
私が最初、動画配信サービスを利用しだしたのはアニメを観たいと思ったからです。月額が1026円と安いHulu(フールー)を利用してみて数か月、国内事業が日本テレビに買収されたこともあり、アニメだけじゃなくドラマやバラエティー番組など、比較的[…]