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【おすすめ映画89】韓国映画にハズレなし?韓国のアクション洋画5選

  • 6月 11, 2022
  • 9月 16, 2022
  • 洋画
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今回ご紹介する作品は【アジョシ】【ミッドナイト・ランナー】【EXIT】【無双の鉄拳】【ただ悪より救いたまえ】の5作品をネタバレしない程度に紹介します

韓国映画が爆発的な飛躍を遂げるのは’90年代終盤から。国策として映画産業支援が始まったことが大きいです。以降、多くの名作が生まれていますが、韓国映画の特徴といえば、ロマンスにしても暴力描写にしてもとにかく過剰なところ。

【アジョシ】(2010)

評価3.9 おすすめ度85

  上映時間:119分

監督:イ・ジョンボム 脚本:イ・ジョンボム

出演者:ウォンビン、キム・セロン、キム・ヒウォン、キム・ソンオ、キム・テフン、ソン・ヨンチャン、タナヨン・ウォンタラクン、ホン・ソヒ、キム・ヒョソ、ナム・ギョンウプ

ストーリー

アパートの隣室に暮らす少女ソミと、心を通わせるようになった質屋を営むテシク。ある日、ソミの母親が犯罪組織の麻薬を盗んだことから母娘ともにさらわれる。政府機関の元エージェントであったテシクは、そのスキルを使ったソミを救い出そうとするが…。

解説

タイトルの『おじさん』演じるウォンビョンが孤独な少女を助けに命をかけるハードボイルドアクション。

ストーリーは最初のテシクとソミのやりとりに温かい気持ちになったのもつかの間、すぐに犯罪組織や警察との攻防戦が続き、緊迫感あふれる展開になっています。終盤のテシクがマンソク兄弟を追い詰めていく展開は圧巻の一言に尽きます。とにかく主人公のテシク演じるウォンビンのカッコよさが光り、見た目も中身も男前過ぎて惚れてしまいます。それでいて、カーチェイスや格闘、銃撃戦と様々なアクションをテシクが非常に美しく、スピーディーにこなしており、このアクションだけでも観る価値が充分だと思います。携帯電話以外は年月を全く感じさせないほど、サスペンス性、エンタメ性、そして、もはや芸術と言いたいぐらいのアクション性に優れ、主人公だけでなく、悪役、刑事役、一言、二言しかない脇役のキャラも魅力的です。

硬派でエネルギッシュなアクションが印象的な一方で、映像面でも目を惹く演出があり、ノンストップで進行するストーリーも相まって、惹き込まれる作品だと思います。

【ミッドナイト・ランナー】(2017)

評価3.8 おすすめ度84

  上映時間:108分

監督:キム・ジュファン

出演者:パク・ソジュン、カン・ハヌル、ソン・ドンイル、パク・ハソン、チャンソン、イ・ドヒョン

ストーリー

警察大学で勉強し始めて2年になる熱血学生・ギジュンと頭脳派・ヒヨル。ある日、2人は外出先で拉致現場を目撃。学校で学んだとおり警察に通報するも捜査は一向に進まず、無情にも時間だけが過ぎていく。意を決した2人は、自らの足で直接捜査を開始するが…。

解説

警察学校に通う行動派のギジュンと頭脳派のヒヨルが、休暇中に赴いた夜の街で遭遇した女性誘拐事件を解決するために奔走する話。

新人がガムシャラに修行して悪を倒す、漫画っぽくて単純で分かりやすい展開。そこに人身売買や体裁ばかり気にして動かない大人への皮肉などの韓国らしい暗い要素や、二人の笑える掛け合いのコントラストがとても良い映画。青春モノのバディムービーでありながら、ちゃんとサスペンスとしても楽しめますし、アクション映画としての見せ場もしっかり用意されていて、挫折と敗北を経てからのクライマックスのアクションのエクストリームっぷりは痛快です。スタイリッシュだけどクールじゃない荒々しい殺陣は彼らの青さがしっかりと反映されているようで、そうしたきめ細かい演出のセンスにも感服します。

扱ってるテーマは重いですがコメディとシリアスな部分が良いバランスまとめられていて、展開の速さと身軽さ、そして立ち向かう勇気と根性と熱意に、駆け抜けたくなるアツさが素晴らしい作品だと思います。

【EXIT】(2018)

評価3.7 おすすめ度82

  上映時間:104分

監督:イ・サングン

出演者:チョ・ジョンソク、ユナ、コ・ドゥシム、パク・イナン、キム・ジヨン、カン・ギヨン、キム・ジョング、ペ・ユラム、オ・ヒジュン、チョン・ミンソン、キム・ガンフン、ファン・ヒョウン

ストーリー

韓国のある都心部、突如原因不明の有毒ガスが蔓延し始める。そんな事態になっているとも知らず、無職の青年・ヨンナムは大学時代に想いを寄せていた山岳部の後輩・ウィジュとの再会に心を躍らせていた。しかし、上昇してくる有毒ガスが彼らに迫り…。

解説

ボルダリングの実技を使って、有毒ガスから逃げる話。

序盤は説明的な内容だから面白くないかもしれませんが、中盤以降はハラハラドキドキの展開になり、そのハラハラドキドキ度も終盤に近づけば近づくほど強くなってきます。毒ガスで地上に降りられなくなった大ピンチを、さして戦闘力が高くない男女2人が切り抜けていくという設定にゲーム性が非常に高くハラハラしっぱなしで、本筋のアクションも常に緊張感を強いてくる中、程よい脱力感あるコメディ要素がちょいちょい入ってリズムが良いし、家族愛そしてほんのりラブロマンスまで絡めて最後まで全く退屈せずに観れると思います。有毒ガスが少しずつ迫ってくるという非現実的な設定の中でも、生き延びたいという欲望とか、マスクを被った中でのコミュニケーションの取りにくさとか、ドローンを使った情報伝達とか、人間臭かったりリアルな部分もあり面白いです。

ハラハラドキドキのはずなのにクスッと笑える要素が多く、上品なつくりだが良い意味でB級映画風で、ストーリーも分かりやすくてアクションも満載、何も考えなくても楽しめる作品だと思います。

【無双の鉄拳】(2018)

評価3.7 おすすめ度83

  上映時間:116分

監督:キム・ミノ

出演者:マ・ドンソク、ソン・ジヒョ、キム・ソンオ、キム・ミンジェ、パク・チファン、イ・ソンウ、ペ・ヌリ、パク・ジフン、パク・クァンジェ、イム・ヒョンジュン、チョン・ヘギュン、キム・ウォネ、チョン・インギ、キム・スジン

ストーリー

切れたら誰にも止められない“雄牛”という異名で恐れられたドンチョルは、今は市場で働きながら愛する妻・ジスと慎ましい生活を送っていた。妻のお陰で荒んだ生活から脱出できたドンチョルだったが、ある日、ジスが何者かに誘拐されてしまう。

解説

マ・ドンソクが、誘拐された妻を追う男を演じたノワールアクション。

開始から約40分間で何故マ・ドンソクが暴力を振るうのかを説明してくれます。逆を言えば開始からの約40分間、マ・ドンソクが暴力に訴えることはありません。マ・ドンソク無双だけを期待している人には最初は少し退屈に感じるかも知れません。いつものように最初は優しくてお人好しでドジで愛嬌たっぷりですが、後半になると閉ざされていた過去の”雄牛”が目を覚まして目つきも変わってきます。奥さんが誘拐されてしまって、闇組織に乗り込み力づくで助け出すという単純なストーリーですが、人身売買や売春などの社会問題をテーマにしてます。とはいえコメディ要素が多く、マ・ドンソクのお供の二人の舎弟と探偵のキャラもマヌケでコメディな面を見せてくれ楽しいスパイスになっています。

『Theマ・ドンソク』というジャンルにふさわしい大柄な主人公と、ボス役の鬼気迫る面白さのキム・ソンオ、お供のおとぼけ2人組のおかげで、大いに楽しむことができる作品だと思います。。

【ただ悪より救いたまえ】(2020)

評価3.8 おすすめ度83

  上映時間:108分

監督:ホン・ウォンチャン 脚本:ホン・ウォンチャン

出演者:ファン・ジョンミン、イ・ジョンジェ、パク・ジョンミン、パク・ソイ、チェ・ヒソ、パク・ミョンフン、オ・デファン、ソン・ヨンチャン

ストーリー

韓国国家情報院の工作員だった暗殺者・インナムは、東京でのミッションを最後に引退を決意。ところが、かつての恋人が殺害され、娘が行方不明だと知らされたインナムはバンコクへ飛ぶ。一方、インナムに兄を殺された殺し屋・レイもバンコクに降り立つ。

解説

腕利きの暗殺者と冷酷無比な殺し屋の壮絶な死闘を描いた韓国製のバイオレンスアクション。

完全に男臭いアクション作品になってますが、背景には連れ去られた子供を悪党の手から取り戻すというシンプルなストーリーになっており、序盤からゴチャ付いてる割には分かりやすい内容です。主人公はひたすら娘に、殺し屋はひたすら主人公に。最後まで矢印が向き合わないままなのに、二人の間に異常な愛を感じる不思議な力作。1対1ものになると、どうしてもそれぞれのキャラを際立たせたくなって間延びしがちですが、この作品ではそこまで深い説明ではなくアクションからそれぞれの人物像が見えて来て、とてもテンポ良く感じます。娘を誘拐され窮地に立たされた孤立無援の主人公をアシストするお人好しのトランスジェンダー=ユイを演じるパク·チョンミンの存在感が、このひたすら陰惨な鈍色の世界に一条の光をもたらしてくれてます。

ノワール度はそこまで大きくありませんが、その分アクション度が濃くて、韓国、日本、タイと3カ国の悪そうなヤツらを、ファン・ジョンミン、イ・ジョンジェの2人がバタバタと消していく様がなんとも爽快でA級役者で挑む最高水準のB級映画って感じの作品です。

まとめ(評価とおすすめ度)

タイトル評価おすすめ度
【アジョシ】3.985
【ミッドナイト・ランナー】3.884
【EXIT】3.782
【無双の鉄拳】3.783
【ただ悪より救いたまえ】3.883

【EXIT】以外はクライム、ノワール系ですね~

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