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【おすすめ映画66】スポ根だけじゃない感動のスポーツドラマ洋画5選

  • 2月 2, 2022
  • 11月 2, 2022
  • 洋画
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今回ご紹介する作品は【ドリームプラン】【ウォーリアー】【インビクタス 負けざる者たち】【42 ~世界を変えた男~】【コーチ・カーター】の5作品をネタバレしない程度に紹介します

スポーツ系の映画は高評価な作品が多いですが、実際に観てみるとやっぱり面白いです。誰もが夢中になれ、夢と希望を与えてくれ、心に何かを残してくれる、そんな作品たちです。

【ドリームプラン】(2021)

評価3.9 おすすめ度86

  上映時間:144分

監督:ライナルド・マルクス・グリーン 脚本:ザック・ベイリン

出演者:ウィル・スミス、アーンジャニュー・エリス、サナイヤ・シドニー、デミ・シングルトン、トニー・ゴールドウィン、ジョン・バーンサル、リーヴ・シュレイバー

ストーリー

テニス未経験でありながら、2人の娘を世界最強のテニスプレイヤーに育てるという夢を持つリチャード。娘たちが生まれる前から「常識破りの計画=ドリームプラン」を独学で作成した彼は、その無謀なプランと娘たちの可能性に人生の全てをささげていく。

解説

テニスプレイヤー、ビーナス&セリーナ・ウィリアムズ姉妹を世界チャンピオンに育てあげた、テニス未経験の父親の実話をもとにしたドラマ。

所謂”金無しコネ無し”の父親がぶち上げた破天荒なプランには是非はあると思います。その背景にある米国社会で黒人が成功するために失敗が許されない状況を踏まえると見方が変わると思います。公民権運動の時代を知る父親は、失敗すること、躓くことで社会から弾かれる潜在的な怖さを抱いています。だからこそ勝ち続け、道を外さないプランを練ったのだと思います。そうした父親が抱く”正しさ”、プレイヤーとして成長するビーナスの”意志”が交差した末の物語の着地点がとても素晴らしいものになっています。そして哀しさを背負った気配が上手で、その哀しみの中には激しい感情が隠されている父親役、ウィル・スミスの演技はさすがです。

ただのスポ根ではなく、スポーツを通じて教育の大切さや同世代の子供らしく過ごすことの重要さを織り込み、ラストの持って行き方は大変素晴らしい作品だと思います。。

【ウォーリアー】(2011)

評価4.1 おすすめ度88

  上映時間:140分

監督:ギャヴィン・オコナー 脚本:ギャヴィン・オコナー、アンソニー・タンバキス、クリフ・ドーフマン

出演者:ジョエル・エドガートン、トム・ハーディ、ニック・ノルティ、ジェニファー・モリソン、フランク・グリロ、ケヴィン・ダン、マキシミリアーノ・ヘルナンデス、ブライアン・カレン、サム・シェリダン、フェルナンド・チェン

ストーリー

14年ぶりに実家に戻ったトミーは、総合格闘技大会「スパルタ」に出場するため、父にトレーナーを依頼。一方でトミーの音信不通の兄ブレンダンも、娘の病気で逼迫した家計を立て直そうと、賞金を求めてスパルタへ。こうして兄弟は奇しくもリングで再会し…。

解説

総合格闘技の世界を背景に、家族の葛藤と絆を描く。

父親が原因で別れ離れになった兄弟が、お互いの大切な物の為に愛憎渦巻きながらも熱い人間ドラマを描いています。試合のシーンがとてもリアルで本物のUFCを観ているかのようです。兄役のジョエル・エドガートンが、正統派な寝技を得意とするファイターなら、弟役のトム・ハーディは、打撃、ひたすら打撃で、瞬殺するファイター。特にトム・ハーディは、試合前の入場曲ナシで、黙々とリングに上がり、相手を倒したら、結果を聞かずに、リングを降りて行く姿が会場の観客の心を鷲掴みし、もちろん映画を観ている側も。

決勝まで勝ち進む二人の試合を観ているだけで熱くなり、決勝戦は兄弟が今までの感情をぶつけ合い、感情を抑え、その姿を刻む父、始めは格闘技に反対していたジョエルの家族達もリング下で見守る、全ての感情が試合のクライマックスで決壊する、そんな作品です。

【インビクタス 負けざる者たち】(2009)

評価3.8 おすすめ度84

  上映時間:134分

監督:クリント・イーストウッド 脚本:アンソニー・ペッカム

出演者:モーガン・フリーマン、マット・デイモン、トニー・キゴロギ、パトリック・モフォケン、マット・スターン、ジュリアン・ルイス・ジョーンズ、アジョア・アンドー、マルグリット・ウィートリー、レレティ・クマロ、パトリック・リスター、ペニー・ダウニー

ストーリー

大統領に就任したマンデラの悩みは、アパルトヘイト撤廃後も続く人種対立だった。国民の意識をまとめられるのはラグビーワールドカップでの優勝だと考えた彼は、弱体化したチームを立て直してもらうべく、キャプテンのフランソワにチームを託すのだが…。

解説

南アフリカ共和国のネルソン・マンデラ大統領と同国代表ラグビーチームの白人キャプテンがワールドカップ制覇へ向け奮闘する姿を描く。

モーガン・フリーマン、マット・デイモン、クリント・イーストウッドが手を組んだ実話にもとづくドラマ。マンデラが自身の功績を映画化するならば誰に演じてほしいか?という問いに対してモーガン・フリーマンを指名したことから実現した企画。監督にイーストウッドを指名したのはそのモーガン・フリーマン。「インビクタス」は「屈しない者たち」を意味する言葉で、周囲の動揺をよそに果敢に人種の壁を取り払っていくマンデラと、弱体化したラグビーチームの奮闘にかけたダブルミーニングとなっています。冒頭、フェンスを隔ててサッカーをプレーする黒人たちとラグビーをプレーする白人たちという構図に唸らされ、フェンスによって分断されたフィールドがアパルトヘイトを示唆しつつも、人種間のスポーツに対する意識を映し出します。物語中では、とにかくマンデラの人格者ぶりがよく出ていて気持ちよく、ラグビーチームの主将フランソワのマンデラとの交流を通して描かれる心情の変化も見逃せません。

主役のふたりだけでなく、次第に意気投合していく異人種混合のSPたち、国民たちの描写も心温まり、ラグビーシーンも迫力があり、ルールが分からなくても決して退屈させない作品だと思います。。

【42 ~世界を変えた男~】(2013)

評価3.9 おすすめ度86

  上映時間:128分

監督:ブライアン・ヘルゲランド 脚本:ブライアン・ヘルゲランド

出演者:チャドウィック・ボーズマン、ハリソン・フォード、ニコール・ベハーリー、クリストファー・メローニ、ライアン・メリマン、ルーカス・ブラック、アンドレ・ホランド、アラン・テュディック、ハミッシュ・リンクレイター、T・R・ナイト、ジョン・C・マッギンレー、トビー・ハス、マックス・ゲイル、ブラッド・バイアー、ジェームズ・ピッケンズ・Jr

ストーリー

1947年。ブルックリン・ドジャースのGM、ブランチ・リッキーは、周囲の反対を押し切って黒人選手、ジャッキー・ロビンソンと契約する。白人しかおらず、周囲の全てから敵視される中、彼は屈することなくプレーをし、自らの存在を証明していく。

解説

人種差別が蔓延るアメリカで、黒人として史上初のメジャーリーガーになったジャッキー・ロビンソンの苦悩と成功を描いた史実モノ。

背番号42が、現在アメリカ・カナダの全ての野球チーム(メジャーはもとより、マイナーリーグ、独立リーグ、アマチュア野球に至るまで)で永久欠番となっていて、4月15日に全チーム背番号42を全員が付けて彼を讃える理由、日本でも外国人選手が背番号42をつけたがるのかが分かる映画。黒人差別を描いた作品は多数ありますが、野球を題材にしたものは珍しいです。第二次大戦後、まだ人種差別が根強く残る社会でジャッキーはもちろんですが、変革に動いたリッキーやジャッキーを受け入れ共に戦ったチームメイトも素晴らしく、今の野球界を考えると彼らの残した功績の偉大さが窺えると思います。

いかなる差別や偏見にも屈せず、紳士的な野球人としての振る舞いを貫いた男、そのストイックでひたむきな姿はカッコよく、そして彼を支える人たちが何より温かい、王道的な展開ながら観ていて胸が熱くなる作品です。

【コーチ・カーター】(2005)

評価3.9 おすすめ度86

  上映時間:136分

監督:トーマス・カーター 脚本:マーク・シュワーン、ジョン・ゲイティンズ

出演者:サミュエル・L・ジャクソン、リック・ゴンザレス、ロブ・ブラウン、ロバート・リチャード、アシャンティ、アントウォン・タナー、ナナ・グベウォニョ、チャニング・テイタム、テキサス・バトル、デビ・モーガン、メル・ウィンクラー、ヴィンセント・ラレスカ、レイ・ベイカー、エイドリアン・エリザ・ベイロン、ジェニー・ガゴ、レイシー・ビーマン、ベン・ウェバー、キャロライナ・ガルシア、デニース・ダウス、オクタヴィア・スペンサー

ストーリー

リッチモンド高バスケ部のコーチとなるも、彼らの弱小ぶりを嘆くカーター。その要因が選手たちの置かれた劣悪な環境や意識の低さにあると感じ、規律や学業成績の向上も含めた指導を行う。チームの絆も固まって地区大会出場を果たすが、思わぬ問題が起きる。

解説

実際に高校のバスケットボール・チームで起こった出来事を元に描く実話。

俳優陣が本気で取り組んだリアルなゲームシーンのクオリティが高く、バスケ経験者だけでなく未経験者も楽しめる一作。カーターコーチの熱心な指導で身体的、精神的に成長し、強豪校と接戦にもつれ込む熱い展開にはいつ見ても胸が熱くなります。場面に応じたフォーメーション変形、息の合った連携プレー、テンションがブチ上がるブザービートの瞬間などゲームの面白さが沢山詰まってるのも魅力です。コーチと学生の信頼構築の過程を描きながらも、黒人社会が抱える“学校から刑務所へのパイプライン問題”についても言及する内容になっているのが他バスケ作品と異なる点だと思います。

何度見てもちゃんと感動する物語の完成度の高さは秀逸で、実話ベースだからこその美しい展開と、残酷な現実との対比は思わず引き付けられ、物語は勿論ですが、カーターコーチの素晴らしい名言にも着目してほしい作品です。

まとめ(評価とおすすめ度)

タイトル評価おすすめ度
【ドリームプラン】3.986
【ウォーリアー】4.188
【インビクタス 負けざる者たち】3.884
【42 ~世界を変えた男~】3.986
【コーチ・カーター】3.986

【ウォーリアー】は格闘技なので少し苦手な人もいるかもしれませんが、他は誰でも観やすい作品ばかりだと思います。

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