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【おすすめ映画64】絶望的恐怖を与えてくれるスリラー洋画5選

  • 12月 5, 2021
  • 2月 23, 2022
  • 洋画
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今回ご紹介する作品は【ドント・ブリーズ2】【プロミシング・ヤング・ウーマン】【ロスト・バケーション】【ノーカントリー】【RUN/ラン】の5作品をネタバレしない程度に紹介します

恐怖の対象は強烈なキャラクター。人間の理解不能な心理は、気色悪い恐怖を与えてくれます。

【ドント・ブリーズ2】(2021)

評価3.6 おすすめ度84

  上映時間:98分

監督:ロド・サヤゲス 脚本:ロド・サヤゲス、フェデ・アルバレス

出演者:スティーヴン・ラング、ブレンダン・セクストン三世、マデリン・グレース、ボビー・スコフィールド、アダム・ヤング

【ドント・ブリーズ】続編

ストーリー

古屋敷で1人の少女と静かに暮らす盲目の老人。彼こそは、8年前に強盗団を惨殺したあの老人だった。ある日、老人は屋敷に侵入した武装集団に襲われ、火を放たれる。彼は何とか逃げだすが、少女は見当たらない。老人は少女を取り戻すため、集団の後を追うが…。

解説

前作の不死身のサイコジジイホラーから一転、今作は娘を守るハートフルジジイアクションに方向転換。

前作では強盗側の視点で老人が恐怖の対象だったのですが、今回は老人の視点でのストーリーでまさかのダークヒーロー。登場人物はまたしてもクズのオンパレードで、息を殺して見てしまうお馴染みの緊迫感に、最強の盲目爺さん主人公という続編ならではの展開が面白いです。前作のセルフオマージュ的なシーンを交えつつ二転三転するストーリーは面白く、特に前作を観てる人ほど盲目爺さんが信用ならないから余計に振り回されます。

後半はアクション寄りで盲人を対等に戦わせるため、敵を同条件の視界不良に置く演出として停電や煙幕を利用するので、アクションにバリエーションがあり、画面が暗いのが挑戦的でいいです。前作のコンセプトは薄れていて世界観がガラッと変わったかなと思いつつも前作と同じく誰を応援すればいいのか分からない倫理観で、ハラハラドキドキさせれくれる作品です。

【プロミシング・ヤング・ウーマン】(2020)

評価4.0 おすすめ度85

  上映時間:113分

監督:エメラルド・フェンネル 脚本:エメラルド・フェンネル

出演者:キャリー・マリガン、ボー・バーナム、ラヴァルヌ・コックス、アリソン・ブリー、クランシー・ブラウン、ジェニファー・クーリッジ、クリストファー・ミンツ=プラッセ、モリー・シャノン、Angela Zhou、サム・リチャードソン、スティーヴ・モンロー

ストーリー

ある事件をきっかけに医大を中退したキャシー。カフェ店員として平凡な生活を送る彼女は、毎晩のようにバーで泥酔したふりをして男たちに制裁を下していた。そんなある日、大学時代のクラスメイトで小児科医となったライアンがカフェを訪れるが…。

解説

カフェで働く元医大生の女性が、過去に起きた悲劇の関係者達に命懸けの復讐劇。

重いテーマですが映画自体はポップ。なかなか核心に触れない脚本が素晴らしく、本当に最後の最後まで物語の着地点が見えません。画的には期待していたものより地味ではあるのだけれど、観終わった後には良い映画を観たという充足感があり人間の想像力を喚起する、ある意味とても文学的な映画だと思います。夜な夜な徘徊し、人知れず世直しする彼女の復讐とは何なのか。その背景や行動原理が見えてくる終盤、更にストーリーが大きく転換します。

復讐劇モノとしては展開にウソが少なく人物設計も繊細ですが、もう一度観たいとは思えない程、強烈なインパクトが残る作品です。

【ロスト・バケーション】(2016)

評価3.5 おすすめ度80

  上映時間:86分 

監督:ジャウム・コレット=セラ 脚本:アンソニー・ジャスウィンスキー

出演者:ブレイク・ライヴリー、オスカル・ハエナダ、ブレット・カレン、セドーナ・レッグ

ストーリー

医学生のナンシーは、亡き母に教えられたサーファーにとって最高の楽園といえる秘密のビーチで休暇を満喫していた。だが突然、1匹の巨大なサメが彼女に襲い掛かった。脚を負傷しながら岩場に泳ぎ着いた彼女は、絶望的な状況に追い込まれたことを知る。

解説

サメ映画のほとんどはB級感を押し出してネタに走りがちですが、これは笑いなしのサメパニックスリラーでハズレの多いサメ映画の中でも安心して人に勧められる数少ないの作品。

サメの恐怖よりも心を閉ざし視野が水面に出た岩礁のように狭くなった人間が、いかにして広い砂浜のような世界に戻ってこられるかを描いた人間ドラマが主軸となり、単なる動物パニックに収まりません。数少ない登場キャラのカモメも癒しキャラであると同時に主人公の医者になるための志・自信をも表しているようで、カモメも無事生還できるかどうかも注目です。約80分と短めながら伏線や海の美しさ、スリル、ドラマ性が凝縮されています。

限られたスペースの中で色々な物を駆使し現状の打破を試みるところがまるで脱出ゲームの様でハラハラし、登場人物はほぼ主人公とサメのみで場所も岩礁のみと限定された材料だけにも関わらず、ストーリーが進行していく見事な作品だと思います。

【ノーカントリー】(2007)

評価3.8 おすすめ度83

  上映時間:122分

監督:ジョエル・コーエン、イーサン・コーエン 脚本:ジョエル・コーエン、イーサン・コーエン 原作:コーマック・マッカーシー

出演者:トミー・リー・ジョーンズ、ハビエル・バルデム、ジョシュ・ブローリン、ウディ・ハレルソン、ケリー・マクドナルド、ギャレット・ディラハント、テス・ハーパー、バリー・コービン、スティーヴン・ルート、ロジャー・ボイス、ベス・グラント、アナ・リーダー

ストーリー

里離れたテキサスの荒野でハンティング中に、麻薬取引現場に出くわしたベトナム帰還兵モス。死体が横たわる現場の近くで、200万ドルの大金を発見した彼は…。

解説

アメリカとメキシコの国境沿いのテキサス州を舞台に、麻薬密売人の大金を盗んだベトナム帰還兵と冷酷な殺し屋の追跡劇を描きながら、その2人を追う保安官の心情を描いた作品。

この映画のテーマは『不条理な世の中』であり、それがとてもよく描かれている映画だと思います。静寂の中で描かれる追走劇が緊張感や緊迫感だけでなく殺し屋アントン・シガーの強烈なキャラクター性を高め、強く恐怖を感じながらもどんどん惹き込まれてしまいました。シガーが使用する屠畜用の空気銃やサプレッサー付きのショットガンなどの静かな射撃音には似合わない殺傷能力の高さを持つ武器が、彼の暴力性や不条理さをより高めていたように感じます。

全てを明かしてはくれない、謎が残るようにわざと作り込まれていて、様々な賞を受賞している作品のため大衆向けかと思いきや中々に観る人を選ぶ作品だと思います。

【RUN/ラン】(2020)

評価3.7 おすすめ度83

  上映時間:90分

監督:アニーシュ・チャガンティ 脚本:アニーシュ・チャガンティ、セブ・オハニアン

出演者:キーラ・アレン、サラ・ポールソン、パット・ヒーリー、ブラッドレイ・サワツキー、エリク・アタベール

ストーリー

生まれつきの病を抱え、車椅子生活を送るクロエ。それでも常に前向きで好奇心旺盛な彼女は、地元大学への進学を望み、自立しようとしていた。だがある日、自分の生活をサポートし、進学の夢も後押ししてくれている母親・ダイアンに不信感を抱き始める。

解説

偏執的な愛情を与える母親と、逃れようとする障がいのある娘を描くスリラー作品。

サラ・ポールソン演じる母親が終始とにかく怖い。話の流れは母と娘の単純な追いかけっこではあるものの、それでも飽きずにドキドキが保たれるのは、変な設定やごちゃついた人間関係がないことによる観やすさによるものなのかなと思います。そしてクロエ役キーラ・アレンの絶望と恐怖に満ちた表情がより一層物語のドライブ感を増していき、その表情が最後にはダークな逆転にも効いていると思います。一難去ってまた一難を賢さで乗り越えていく素晴らしいアクションも兼ね備えた、シンプルでタイトな良質スリラーです。

間延びする瞬間が一度もなく疾走感あるストーリー展開で、90分の中に母娘が織りなす凶器が凝縮された、終始疑問が残る感じとハラハラがたまらない最後まで見応えのある作品です。

まとめ(評価とおすすめ度)

タイトル評価おすすめ度
【ドント・ブリーズ2】3.684
【プロミシング・ヤング・ウーマン】4.085
【ロスト・バケーション】3.580
【ノーカントリー】3.883
【RUN/ラン】3.783

【ロスト・バケーション】はサメコワ、それ以外はヒトコワです。

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