今回ご紹介する作品は【魔法にかけられて】【シンデレラ】【プーと大人になった僕】【オンネリとアンネリのおうち】【オンネリとアンネリのふゆ】【オンネリとアンネリとひみつのさくせん】の6作品をネタバレしない程度に紹介します。
もう言わずと知れたディズニーの世界観が堪能できる3作品と、マイナーだけど可愛い世界観に浸れるフィンランドの映画3部作です。
【魔法にかけられて】(2007)
評価★3.8 おすすめ度85
監督:ケヴィン・リマ 脚本:ビル・ケリー
出演者:エイミー・アダムス、パトリック・デンプシー、スーザン・サランドン、ジェームズ・マースデン、レイチェル・カヴィ、ティモシー・スポール、イディナ・メンゼル、サマンサ・アイヴァース、イザイア・ウィットロック・Jr、トーニャ・ピンキンス、ジョディ・ベンソン、マット・セルヴィット、ジョン・ロスマン、ミカエラ・コンリン、ティボー・フェルドマン
ストーリー
王子との結婚式の日を迎えたジゼルは、魔女に騙されて恐ろしい世界へ追放されてしまう。たどり着いたのは、現代のニューヨークだった。大都会に戸惑うおとぎの国の姫は、現実主義の弁護士に助けられるが、彼女を追う王子やその家来まで現代にやって来て…。
解説
アニメの世界から現実にやってきてしまったプリンセスの話。
色んなプリンセス映画のパロディが入ってて実写とアニメのコラボって発想がとても面白いです。プリンセスの頭の中はお花畑で現実味がなく、周囲の人間を困らせてしまうが結果的に良い方向に進んでいく。ディズニー初めての自虐という感じだが、『夢を見る事が大切』『どんな時も諦めずに前を向いていよう』と言うディズニー普遍の理論だけは崩さずに居てくれたのが非常に良いです。演者も可愛らしくコミカルで、思いの外シリアスな恋愛モノになっています。
ディズニー映画らしいアニメ部分とリアルな実写部分のバランスが良く、全体的にクオリティの高い一作でクスっと笑えて、しっかりストーリーはあって最後は爽快、心地よく観終えることのできる作品だと思います。
【シンデレラ】(2015)
評価★3.8 おすすめ度86
監督:ケネス・ブラナー 脚本:クリス・ワイツ
出演者:リリー・ジェームズ、ケイト・ブランシェット、リチャード・マッデン、ホリデイ・グレインジャー、ヘレナ・ボナム=カーター、ヘイリー・アトウェル、ノンソー・アノジー、ステラン・スカルスガルド、デレク・ジャコビ、ベン・チャップリン
ストーリー
両親の下で幸せに育った少女エラは、母と父を相次いで亡くし、意地悪な継母とそのふたりの娘と共に暮らし始める。ある日、召使いのような辛い生活に耐え切れずに家を飛び出したエラは、森でキットと名乗る青年に出会う。だが実は、キットの正体は王子だった。
解説
ディズニーの名作アニメを完全実写化した作品。今や世界中でその名を知らない人はいない、言わずと知れた不朽の名作童話。
誰もが知っているであろうシンデレラのお話。世界で一番有名なお話だろうし内容もオチも知っているのに、それでもワクワクさせてくれるのは流石だと思います。細かいところでシンデレラのお話をちょっとずつボリュームアップしつつ、より感動的なお話になっています。キャストはもちろん、衣装が登場人物を華やかに演出していながらも人柄までうまく表現していて本当に素晴らしいです。
アニメ作品とはまた違ってシンデレラの世界観を素敵に表現していて、映像も音楽もセットも衣装も全て良く、あまりにも有名なハッピーエンドの結末まで、真新しさと王道のロマンチックを織り交ぜながら観る人を導いてくれる素敵な作品です。
【プーと大人になった僕】(2018)
評価★3.8 おすすめ度85
監督:マーク・フォースター 脚本:アレックス・ロス・ペリー
出演者:ユアン・マクレガー、ヘイリー・アトウェル、マーク・ゲイティス、ブラッド・ギャレット、ジム・カミングス、ロジャー・アシュトン=グリフィス
ストーリー
大人になったクリストファー・ロビンは、妻と娘と共にロンドンで暮らし、仕事中心の忙しい毎日を送っていた。ある日彼は、家族と過ごす予定だった週末に仕事を任され、仕事と家族の問題に悩んでしまう。そんな折、彼の前にかつての親友・プーが現れる。
解説
アラン・アレクサンダー・ミルンの詩集から生まれた『くまのプーさん』をディズニーが実写映画化。プーさんと大人になった親友、クリストファー・ロビンとの再会と奇跡の物語。
この映画で印象的なのがビジュアルの良さ、そして構図から色、モノのぼかし方、カット割、そしてストーリーの進め方、全てにおいて感動を与えてくれ、進むたびに驚きが持っています。あと映像の演出も、最初の本をパラパラとめくりながら物語の情報を整理して行きながら物語に入っていき、最後には小説を呼んだかのような終わり方がとても良いです。
プーや100エーカーの仲間達はしっかりアニメに忠実に再現されており、大人になって忘れてしまった何かを思い出させてくれるような、観ている間だけ純粋無垢だった童心に戻れ穏やかな気分になれる作品です。
【オンネリとアンネリのおうち】(2014)
評価★3.8 おすすめ度82
監督:サーラ・カンテル 脚本:サーラ・カンテル
出演者:アーヴァ・メリカント、リリャ・レフト、エイヤ・アフヴォ、ヤッコ・サアリルアマ、ヨハンナ・アフ・シュルテン、エリナ・クニヒティラ、キティ・コッコネン、サミュエル・ヴァウラモ、Kristiina Elstelä
ストーリー
とっても仲良しなオンネリとアンネリ。ある日2人は、「正直者にあげます」と書かれた手紙とお金の入った封筒を拾い、そのお金で“バラの木夫人”というおばあさんから素敵なおうちを買うことに。お互いの両親は、忙し過ぎて2人がいないことに気づかず…。
解説
フィンランドの児童文学が原作の子どもの頃だったら絶対に憧れただろうなと思うファンタジー作品。
ふたりによる2人ためのキュートなお家生活。ストーリーは子供向けですが、北欧の美しい色彩に音楽やインテリア、衣装から登場人物まで世界観がとにかく不思議で可愛い。それなりにハラハラする展開もありつつ最後は平和にまとまるし、失敗した人に手を差し伸べられ自らに傲らない2人の姿にとっても癒されます。
女の子の憧れを全て詰め込んだお菓子の箱みたいにキラキラ可愛くて甘い映画で、登場するもの全てが可愛く観た後に幸福感が残り、また観たくなる作品です。
【オンネリとアンネリのふゆ】(2015)
評価★3.9 おすすめ度82
監督:サーラ・カンテル 脚本:サーラ・カンテル、サミ・ケスキ=ヴァハラ
出演者:アーヴァ・メリカント、リリャ・レフト、エイヤ・アフヴォ、ヤッコ・サアリルアマ、ヨハンナ・アフ・シュルテン、エリナ・クニヒティラ、キティ・コッコネン
【オンネリとアンネリのおうち】の続編
ストーリー
バラの木夫人から買った小さな家で暮らす仲良しのオンネリとアンネリ。クリスマスが近づいたある日、小人一家が訪ねてくる。彼らはバラの木夫人を探しており、2人はしばらく自分たちの家にかくまうことに。しかし、小人の存在を近所奥さんに知られ…。
解説
アンネリとオンネリの説明も何もなく始まるので完全に続編。前作を絶対観た方が楽しめます。女の子の憧れを全て詰め込んだファンタジー映画。
ご近所さんたちもみんないい人で魔女や小人、魔法など子供の頃に読んだ絵本にいたようなキャラクターたちもいてファンタジー溢れる世界観が魅力的です。前作から少し大人っぽくなったオンネリとアンネリが相変わらず可愛くて、今作は前作と季節が異なり冬。クリスマスに近い時期を舞台にしていて、コートやリュック、部屋着がお揃いに近いデザインなのも魅力的です。
物語の強弱をつけるために今作でも、ちゃんと悪役ポジションのキャラクターはいますが、それでも値が悪い人ではないし、ラストはちゃんとハッピーなので愛に溢れていて素敵な作品だと思います。
【オンネリとアンネリとひみつのさくせん】(2017)
評価★3.8 おすすめ度82
監督:サーラ・カンテル 脚本:サミ・ケスキ=ヴァハラ
出演者:アーヴァ・メリカント、リリャ・レフト、エイヤ・アフヴォ、ヤッコ・サアリルアマ、ヨハンナ・アフ・シュルテン、ヨーナス・スオタモ、エリナ・クニヒティラ、キティ・コッコネン
【オンネリとアンネリのふゆ】 の続編
ストーリー
オンネリとアンネリの家の前に、突然できた“子供の家”。高い柵に囲まれたその家は、身寄りのない子供たちを所長のミンナ・ピンナがガチガチのルールで支配する自由のない場所だった。ある日、オンネリとアンネリは“子供の家”を逃げだした少年を見つけ…。
解説
初夏の北欧を舞台に、ちょっぴり成長したオンネリとアンネリがとってもキュートな作戦を繰り広げるます。本作で最後のオンネリ&アンネリ役の2人の成長に思わず頬が緩みます。
1作目と2作目は素敵なインテリアの室内場面が多かったのに対し、今回は夏のフィンランドの戸外の心地よさを全編にフィーチャー。大きくなった2人はお揃いのお洋服を着なくなって、それぞれに似合うお洋服をまとっていたのが可愛いいです。泥棒に誘拐とクライム映画要素が続いた前二作とはテイストが変わり、今度のアンネリとオンネリは児童福祉の闇に斬り込む。今回は割と社会派?と思わせといてやっぱりメルヘン&ファンタジーです。
BGMと言葉、世界観どれをとっても素敵で、いい人しかいないのでストレスなく観れて疲れないし、癒されて現実逃避にもってこいな作品です。
まとめ(評価とおすすめ度)
タイトル | 評価★ | おすすめ度 |
【魔法にかけられて】 | ★3.7 | 85 |
【シンデレラ】 | ★3.8 | 86 |
【プーと大人になった僕】 | ★3.8 | 85 |
【オンネリとアンネリのおうち】 | ★3.8 | 82 |
【オンネリとアンネリのふゆ】 | ★3.9 | 82 |
【オンネリとアンネリとひみつのさくせん】 | ★3.8 | 82 |
もうディズニー作品は流石ですと言うしかありませんね笑笑。ディズニー作品よりもオンネリとアンネリの方がお子さん達と一緒に観るのに向いてるかもしれません。
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