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【おすすめ映画52】独特な世界観で個性あふれる洋画5選

  • 9月 20, 2021
  • 8月 21, 2022
  • 洋画
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今回ご紹介する作品は【パーティで女の子に話しかけるには】【ミスター・ノーバディ】【返校 言葉が消えた日】【EVA<エヴァ>】【エレファント】の5作品をネタバレしない程度に紹介します

独特な世界観すぎて観方によっては評価が変わってきそうな作品たちです。万人受けしそうな作品たちではなく合う合わないはあるかもしれませんが芸術とはそんなもんでしょう笑笑

【パーティで女の子に話しかけるには】(2017)

評価3.4 おすすめ度80

監督:ジョン・キャメロン・ミッチェル 脚本:ジョン・キャメロン・ミッチェル、フィリッパ・ゴスレット 原作:ニール・ゲイマン

出演者:エル・ファニング、アレックス・シャープ、ニコール・キッドマン、ブルース・ウィルソン、マット・ルーカス、イーサン・ローレンス、ルース・ウィルソン、スティーヴン・キャンベル・ムーア、トム・ブルック、エラリカ・ギャラハー、ジョアンナ・スキャンラン、ジョーイ・アンサー、ヘーベ・ベアーゾール、ジャメイン・ハンター

ストーリー

パンクなのに内気な少年・エンは、偶然もぐりこんだパーティで、反抗的な瞳が美しい少女・ザンと出会う。セックス・ピストルズやパンクファッションの話に共感してくれるザンと、エンはたちまち恋におちる。だが、2人に許された自由時間は48時間だった。

解説

あの日、恋におちたのは遠い惑星の女の子でした。小説が原作。

パンク好きな男の子が頑張ってパーティーで女の子に話しかけて一緒に音楽聴いてデートするみたいな普通の青春映画かと思ってたらもう全然違います。なんか子供でも大人でもないような年齢のとき、大人になる前に誰もが経験する夢か現実か分からない体験の一種みたいなもの。

強烈なメッセージと青春の甘酸っぱさが絶妙で、タイトルからの先入観が強かったので、どんな展開になるのかと思いきや、想像の斜め上をいく展開で最後には、ほっこりさせられてビックリです。独特の表現や雰囲気等、中毒性を感じる哲学的作品です。

【ミスター・ノーバディ】(2009)

評価3.8 おすすめ度82

  上映時間:137分

監督:ジャコ・ヴァン・ドルマル 脚本:ジャコ・ヴァン・ドルマル

出演者:ジャレッド・レトー、サラ・ポーリー、ダイアン・クルーガー、リン・ダン・ファン、リス・エヴァンス、ナターシャ・リトル、トビー・レグボ、ジュノー・テンプル、クレア・ストーン、トマ・バーン、オードリー・ジャコミニ、ローラ・ブリュマーニュ、アラン・コーデュナー、ダニエル・メイズ、マイケル・ライリー、ハロルド・マニング、エミリー・ティルソン、ロリーヌ・スキーアン、アンダース・モリス、パスカル・デュケンヌ、ノア・デ・コスタンツォ、キアラ・カゼッリ

ストーリー

西暦2092年。人間が不死を手に入れた世界で、最後に死を迎える118歳の老人ニモは、病院のベッドで自らの人生を振り返る。その脳裏に蘇るのは、人生の分岐点となった数々の出来事。選択した人生、しなかった人生、様々な可能性がニモの脳裏を駆け巡り…。

解説

天寿を全うする高齢の男性が、自らの人生を IF(タラレバ)の選択により様々に分岐された人生をバタフライ効果を交えて振り返るSFファンタジー。

SFチックな側面をところどころに見せながらも本筋としては1人の男のifのストーリーが展開されていき、観ている側としては、どれが本当なのだろうと考えながら観る楽しみがあります。両親の離婚が起因で派生した、たくさんの自分。たくさんの世界とたくさんの自分が存在するし、世界は単なる自分の想像かも知れない。一見するとそうした「if系」のストーリーだけに感じられますが、真に描いているものは人間にとっての正反対の事情のようにも思います。

コンセプトはそこまで斬新さは感じませんが、何よりも映像、演出面が独創的で面白く、実験的でありながらもしっかりストーリーが理解できるギリギリのところを突いていて絶妙で、窮屈と自由を同時に味わえる独特な作品です。

【返校 言葉が消えた日】(2019)

評価3.6 おすすめ度83

  上映時間:103分

監督:ジョン・スー

出演者:ワン・ジン、フー・モンボー、ツェン・ジンホア

ストーリー

1962年、独裁政権のもと国民の自由が制限されていた台湾。女子学生のファンは、なぜか人の姿が消え、別世界のような奇妙な空気に満ちた学校で目を覚ます。秘密の読書会のメンバーである男子・ウェイと出会ったファンは、学校から脱出しようとするが…。

解説

台湾の大ヒットホラーゲームが元ネタの映画。台湾で実際に行われていた言論統制『白色テロ』をベースとしたホラー作品。

基本的に悪夢や想像の世界と現実世界を行ったり来たりする流れで、きちんとその辺を理解していないと、100%楽しめないかもしれません。表層的な薄っぺらいホラー映画では無く歴史的事実が背景にしっかりとある社会派ホラーで、カメラワークや演出、特殊メイクやCG等もレベルが高く、この世界観の作りは素晴らしい出来となっています。ホラー演出はすごく見応えがあり、ルールを無視して場面が移り変わっていく夢の不条理感でどん底の雰囲気をたっぷり作り上げながら、中心には人の猜疑心といった心理的な恐怖を置いています。

『白色テロ』を題材とした台湾のヒューマンドラマは数多くありますが、エンタメホラーというジャンルでも合わせたのは斬新であり、ある意味、革新的な作品だと思います。

【EVA<エヴァ>】(2011)

評価3.5 おすすめ度81

  上映時間:94分

監督:キケ・マイーヨ

出演者:クラウディア・ヴェガ、ダニエル・ブリュール、ルイス・オマール、アルベルト・アンマン、マルタ・エトゥラ

ストーリー

2041年。科学者のアレックスは10年ぶりに故郷へ戻り、中断させていた自立型ロボットの制作を始める。元恋人で、今は兄の妻であるラナの娘・エヴァと出会い、彼女の思考をモデルに脳回路を作ろうとする。実はアレックスとエヴァには共通の秘密があって…。

解説

幻想的な画を特徴としている少し謎要素ありのSFロマンス映画。

アンドロイドが一般的になった近未来のSF映画なんですが、舞台となるのは全然近未来感がない雪景色が綺麗なヨーロッパの地方都市。アンティークな建物や車に最新のテクノロジーが埋め込まれた世界観は洗練されていてスタイリッシュ。主要登場人物が少ないので分かりやすく、ストーリーも94分と短いのに無駄が無くよく纏まっているので物足りなさを感じません。表情豊かで自由奔放なエヴァが、とにかく魅力的で見入ってしまいます。

小さくまとまってるけど色々な感情があって繋がっていてっていうのを、めちゃくちゃカッコよく視覚化していて、ヒロインのエヴァの可憐で儚げな美しさが際立ち、真冬の雪景色の中で幻想的な物語が紡がれ、悲しみに包まれるラストまで一気に見入ってしまう美しくも儚い作品です。

【エレファント】(2003)

評価3.7 おすすめ度77

  上映時間:81分

監督:ガス・ヴァン・サント 脚本:ガス・ヴァン・サント

出演者:アレックス・フロスト、エリック・デューレン、ジョン・ロビンソン、イライアス・マッコネル、ジョーダン・テイラー、キャリー・フィンクリー、Kristen Hicks、ネイサン・タイソン、ティモシー・ボトムズ、マット・マロイ

ストーリー

オレゴン州ポートランドのある高校。ジョンは酒浸りの父親のせいで遅刻をした。イーライはカメラを片手に公園を散歩する。そのほか、学校に通う生徒たちは今日も平凡な日が過ぎると思っていた。だが銃を持った少年たちによって、高校は惨劇の舞台と化す。

解説

1999年にコロラドで起きた『コロンバイン高校銃乱射事件』の映画化。2人の高校生が銃を乱射し、24名を負傷させ、12名の生徒と1名の教師を射殺して、自殺した事件。

撮影が凝っていて画面が美しいく、主演級の生徒たちも美男美女揃いです。彼らが皆、プロではなくオーディションで募集したホンモノの高校生であり台詞もアドリブが多くリアルな高校生活を再現しています。多くの生徒を同じくらい時間をかけて描写してますので、予備知識なしで観ると最後の方まで誰が事件を起こすのか全く分からず画面に見入ってしまいます。

事件まで淡々と続き、事件すらある意味淡々とした描写が続く、しかし見終わった後の重さが普通では無い、ドキュメンタリーでもないサスペンスでもヒューマンドラマでもない、独特の至高の映像作品だと思います。

まとめ(評価とおすすめ度)

タイトル評価おすすめ度
【パーティで女の子に話しかけるには】3.480
【ミスター・ノーバディ】3.882
【返校 言葉が消えた日】3.683
【EVA<エヴァ>】3.581
【エレファント】3.777

SF,ホラー、実話と色んなジャンルがありますが、その中でも【パーティで女の子に話しかけるには】が一番ぶっ飛んでるかな笑笑

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