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【おすすめ映画㊿】最後まで気が抜けない緊張感の漂うスリラー洋画5選

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  • 洋画
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今回ご紹介する作品は【コンテイジョン】【ザ・コール 緊急通報指令室】【ドアロック】【ザ・メッセージ】【ファニーゲーム】の5作品をネタバレしない程度に紹介します

スリラー映画は、観客の緊張感や不安感を煽ることを狙いの一つにしているような映画。時として恐怖感の増幅にも繋がるので、ホラーやサスペンスやミステリー、サイコ映画とは隣接しているようなことがよくあります。

【コンテイジョン】(2011)

評価3.4 おすすめ度84

  上映時間:106分

監督:スティーヴン・ソダーバーグ 脚本:スコット・Z・バーンズ

出演者:マリオン・コティヤール、マット・デイモン、ローレンス・フィッシュバーン、ジュード・ロウ、グウィネス・パルトロー、ケイト・ウィンスレット、ブライアン・クランストン、ジェニファー・イーリー、サナ・レイサン、ジョシー・ホー、チョイ・ティンヤウ、モニーク・ガブリエラ・カーネン、ダリア・ストロコウス、ジョン・ホークス、アルミン・ローデ、ラリー・クラーク、アナ・ジャコービー=ヘロン、ディミトリ・マーティン、エリオット・グールド、エンリコ・コラントーニ、ジム・オルトリーブ、カーラ・ゼディカー

ストーリー

香港出張から帰ったベスは、咳と発熱に苦しみながらも、夫が待つ自宅に帰らず、シカゴで恋人と密会する。その頃、彼女と同じ症状の人間が世界各地で亡くなり始めていた。フリージャーナリストのアランは、政府が伝染病を隠しているとブログで指摘するが…。

解説

主役級の豪華キャストを起用しているが、誰か1人に焦点をあてたストーリー展開ではなく、個性をぶつけることなく、リアリティを追求する演技で、パンデミックは世界の至る所で誰彼かまわず広がることを冷徹に示している作品。

未知のウイルスの感染大拡大、死に怯える市民、調査に命をかける専門家、危険を冒してまで患者に寄り添う医療従事者、物品を奪い合う光景、真実を隠そうとする国、ネット情報による混乱、ワクチン接種に並ぶ光景、ワクチンや治療薬で儲けようと企む輩、そして命懸けで感染から子供を守る父!どれもがリアルでホントに怖くなってきます。

コロナを予言していたかのような映画で、これがコロナ前に作られた作品ってのがすごいです。公開された当時はあくまでもフィクションとして観ていた人が多かったと思いますが、今観ると、とてもリアリティのある作品でただのフィクション映画ではなくなりました。

【ザ・コール 緊急通報指令室】(2013)

評価3.6 おすすめ度85

  上映時間:94分

監督:ブラッド・アンダーソン 脚本:リチャード・ドヴィディオ

出演者:ハル・ベリー、アビゲイル・ブレスリン、モリス・チェスナット、マイケル・エクランド、デビッド・オタンガ、マイケル・インペリオリ、ジャスティナ・マシャド、ホセ・ズニーガ、ロマ・マフィア、エヴィ・トンプソン

ストーリー

緊急電話911のベテラン女性オペレーター・ジョーダンにかかってきた1本の電話は、誘拐された少女ケイシーからのものだった。閉じ込められた車のトランクの中からSOSを発信する彼女に対し、ジョーダンはその通話だけを頼りに誘拐犯を突きとめていくが…。

解説

ハル・ベリー主演の緊急通報指令室911のオペレーターが変態に誘拐されてしまった少女を通話だけで助け出そうとするサスペンススリラー作品。

仕事のフローの役割範囲を守れということは効率的には理にかなっているが、心が入るとその範囲を越えたくなり後工程まで進んでしまうお話。オペレーターである主人公が、かつてのトラウマと戦いながら誘拐されてしまった少女と通話を通して何とか助け出そうとする展開は非常にスピーディーでハラハラしますし、主人公が通話の記録や状況から犯人の特徴や証拠をつかんでいく展開も面白いです。

物語がテンポよくスピーディーに展開するので、ぐいぐい引き込まれ、派手さはないですが、よく出来たエンタメ映画だと思います。

【ドアロック】(2018)

評価3.5 おすすめ度83

  上映時間:103分

監督:イ・グォン 脚本:イ・グォン

出演者:コン・ヒョジン、キム・イェウォン、キム・ソンオ、チョ・ボンネ、イ・カソプ、イ・チョニ、イ・ホンネ

ストーリー

都心の古いマンションでひとり暮らしをする銀行員のギョンミン。ある朝、ドアロックのナンバーキーに不審な粉がついているのに気づき、暗証番号を変更する。帰宅後、部屋でくつろいでいると、突然誰かがロックを操作してドアノブを荒々しく回し始め…。

解説

派手さは無くとも堅実に作られたサスペンススリラー映画。

恐怖心からくる嫌なタイミングの緊張感を煽る演出が上手く、犯人は予想出来てしまっても、そんなの関係なしでサイコなサスペンスの追い込み方がやはり韓国映画、有無を言わせない破壊力あります。正体が知れぬ侵入者の恐怖に怯えるヒロイン目線を意識したのか、男性キャストも、前述のストーカー、銀行の課長、若い刑事と、どこか威圧感があるというか、心の底が読めない顔つきの俳優陣を配しているのがいいと思います。

ストーリー展開もテンポが良く、終盤に向けて、しっかりと盛り上げる要素が詰め込まれた脚本も巧く、最後まで緊張感が途切れることなくドキドキハラハラさせてくれる作品です。

【ザ・メッセージ】(2018)

評価3.4 おすすめ度82

  上映時間:98分

監督:スコット・スピアー 脚本:ジェイソン・フックス

出演者:ベラ・ソーン、リチャード・ハーモン、ダーモット・マローニー、エイミー・プライス=フランシス、ショーン・ベンソン

ストーリー

シカゴで起きた爆発事故の衝撃波によって多くの人が死に絶えてしまった世界。世界はそれ以来変容し、「残存者」と呼ばれる死者の幽霊が、生きている人々と共存するようになっていた。爆発から10年、ロニーはある残存者から逃げるようメッセージを受け取る。

解説

死者と共存する町で起きた連続殺人の謎解きのお話し。

雪景色と寒色という色合い、人間とゴーストの共存する世界、配役も生気のない感じがマッチしていて、アメリカが舞台ですがまるで北欧のような美しい世界観を作り出している。ゴーストを違う切り口で描いていて、ささやかながら遺した家族を見守る、そういう暖かい1面を描きながらも、ちゃんと恐怖の対象としての側面も描いています。

SF要素の世界感があり、ミステリー要素の謎解き感もあり、アクション要素のドキドキハラハラ感もあり、最後は感動させてくれるハートフルとホラーが融合している作品です。

【ファニーゲーム】(1997)

評価3.5 おすすめ度80

  上映時間:108分

監督:ミヒャエル・ハネケ 脚本ミヒエル・ハネケ

出演者:スザンヌ・ロタール、ウルリッヒ・ミューエ、アルノ・フリッシュ、フランク・ギーリング

ストーリー

バカンスのため別荘へやってきたショーバー一家。そこにペーターと名乗る若者がやってくる。はじめは礼儀正しいペーターだったが、仲間のパウルが現れると態度が豹変。やがて若者2人は皆殺しを宣言し、一家は彼らの“ファニーゲーム”の参加者となり…。

解説

衝撃的な展開と演出で賛否両論を巻き起こしたミヒャエル・ハネケ監督によるスリラー映画。鬱、胸糞映画として有名。

もう最初から嫌な雰囲気が漂っていて、全体的に非を認めつつも過失の責任の一端がこちらにあると思わせたり、下手に出ているように見せてとにかく神経を逆撫でしてきたり、全てわかっているくせにあえて知らない気づかないふりをすることで、言いがかりをつけられている状況にもっていったり、終始こちらをイライラさせてきます。そして何度か希望をもたせる展開こそあったものの、逆転の芽もあっさり摘まれ、より悪い方向にいくのも最高で最悪です。

暴力的なシーンやグロシーンなどは皆無に近いのにも関わらずセリフと佇まいだけで、ここまでイヤな気持ちにさせてくれる、これこそが最高の演出ですが、すごい嫌な気持ちになるかもしれませんので、結論としては観なければ良かったと思える作品かもしれません。

まとめ(評価とおすすめ度)

タイトル評価おすすめ度
【コンテイジョン】3.484
【ザ・コール 緊急通報指令室】3.685
【ドアロック】3.583
【ザ・メッセージ】3.482
【ファニーゲーム】3.580

【ドアロック】【ザ・メッセージ】は結構ホラー要素もあるかもせれません。

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