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【おすすめ映画⑲】これ実話なの?創作よりも興味深いスパイ洋画5選

  • 4月 23, 2021
  • 8月 21, 2022
  • 洋画
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今回ご紹介する作品は【ゼロ・ダーク・サーティ】【ジョーンの秘密】【ブリッジ・オブ・スパイ】【裏切りのサーカス】【マリアンヌ】の5作品をネタバレしない程度に紹介します

事実は小説よりも奇なり。人間の想像力をはるかに凌駕する実話は、時に映画の題材になることがあります。

【ゼロ・ダーク・サーティ】(2012)

評価3.6 おすすめ度82

  上映時間:158分

監督:キャスリン・ビグロー 脚本:マーク・ボール

出演者:ジェイソン・クラーク、レダ・カテブ、ジェシカ・チャステイン、カイル・チャンドラー、ジェニファー・イーリー、ハロルド・ペリノー、ジェレミー・ストロング、J・J・カンデル、ワハブ・シーク、ジョエル・エドガートン、マーク・ストロング、エドガー・ラミレス、ファレス・ファレス、ダニエル・ラパイン、マーク・デュプラス、ジェームズ・ガンドルフィーニ 、クリス・プラット

ストーリー

情報収集と分析に秀でた20代半ばの女性分析官マヤは、CIAのビンラディン捜索チームに抜擢される。だが捜査は難航し、やがて同僚が自爆テロに巻き込まれて死亡。マヤは狂気をはらんだ執念を燃やし、ついにはターゲットの隠れ家を突き止める…。

解説

若い女性CIA分析官を中心にビン・ラディンの殺害までの経緯と、作戦に挑む特殊部隊を描く、実話をもとにしたフィクション映画。ビンラディン殺害の真実にどれだけ近いのか分かりませんが、米国があらゆる手段を講じてテロの首謀者を仕留めたノンフィクション映画と考えれば面白いと思います。

ジェシカ・チャスティンの演技が印象的で、セリフがなくとも表情でスクリーンに観客を惹きつけ、淡々と進むストーリーに感情的な主人公を当て込むことによって描かているのが簡明な演出だと思います。

2時間30分と長尺ですが情景をしっかり伝えるような演出が多く、最後まで飽きることなく見ることができると思います。

【ジョーンの秘密】(2018)

評価3.6 おすすめ度83

  上映時間:101分

監督:トレヴァー・ナン 脚本:Lindsay Shapero

出演者:ジュディ・デンチ、ソフィー・クックソン、スティーヴン・キャンベル・ムーア、トム・ヒューズ、Freddie Gaminara、ローレンス・スペルマン、テレーザ・スルボーヴァ、ベン・マイルズ

ストーリー

夫に先立たれ独り穏やかに暮らすジョーンは、突然訪ねてきたMI5に逮捕されてしまう。ソ連に機密情報を流したというスパイ容疑を掛けられた彼女は無罪を主張するが、死亡した外務事務次官が残した資料から、彼とジョーンがKGBと共謀していた証拠が挙がり…。

解説

「イギリス史上、最も意外なスパイ」 「ばあばスパイ」 「核時代最後のスパイ」と呼ばれたメリタ・ノーウッドをモデルにした実話映画。

スパイ活動よりもメロドラマメインに構成されていて地味ながらもストーリーは良作だと思います。彼女が生きた時代、思想や恋愛、友人関係など過去も面白かったし、現代の息子とのやり取り、母としてのジョーンの心情。そしてラストの自宅前の記者会見のシーンは、考えさせられるものがあります。

あなたはジョーンの行動は正しかったと思いますか?

【ブリッジ・オブ・スパイ】(2015)

評価3.8 おすすめ度87

  上映時間:142分

監督:スティーヴン・スピルバーグ 脚本:イーサン・コーエン、ジョエル・コーエン

出演者:トム・ハンクス、マーク・ライランス、ドメニク・ランバルドッツィ、ヴィクター・フェルハー、Mark Fichera、ブライアン・ハッチソン、ジョシュア・ハート、ヘニー・ラッセル、アラン・アルダ、ビリー・マグヌッセン、エイミー・ライアン、イヴ・ヒューソン、ジェシー・プレモンス

ストーリー

アメリカとソ連が冷戦状態にあった1950-60年代。ジェームズ・ドノヴァンは、保険の分野で実直にキャリアを積み重ねてきた弁護士だった。ソ連のスパイの弁護を引き受けたことをきっかけに、彼は世界の平和を左右する重大な任務を委ねられる。

解説

スピルバーグ×コーエン兄弟×トム・ハンクスという豪華な組み合わせによる実話をもとにした骨太な政治ドラマ。アメリカとソ連のスパイを交換交渉した弁護士の話。

緊張感漂うスリリングな展開の中にユーモアを放り込んでくるあたりはさすがのコーエン兄弟。 それをスピルバーグの王道的カタルシス、手堅く演出しています。

派手さは無いもののリアルに東西ドイツ分断時代の闇を感じさせる、とても静かだけど見応えのある作品。弁護士のドノヴァンが両国のスパイの命を尊ぶ精神が良く、それを演じるトム・ハンクスが最高です。

【裏切りのサーカス】(2011)

評価3.6 おすすめ度80

  上映時間:128分

監督:トーマス・アルフレッドソン 脚本:ブリジット・オコナー、ピーター・ストローハン

出演者:ゲイリー・オールドマン、コリン・ファース、トム・ハーディ、トビー・ジョーンズ、マーク・ストロング、ベネディクト・カンバーバッチ、キアラン・ハインズ、キャシー・バーク、デヴィッド・デンシック、スティーヴン・グレアム、ジョン・ハート、サイモン・マクバーニー、スヴェトラーナ・コドチェンコワ、ジョン・ル・カレ

ストーリー

東西冷戦下の英国諜報部「サーカス」。リーダーのコントロールは、幹部五人の中にソ連の二重スパイがいるとの情報をつかむ。だが、その名前を知ることに失敗したコントロールは辞職。彼の右腕だったスマイリーが、後を継いでスパイの調査を命じられるが…。

解説

映画史上最も難解な作品。原作者が元諜報員。俳優が豪華すぎるので俳優目的で見る人も沢山いると思いますが、そんな軽い気持ち見たら返り討ちにあいます。

内容は英国のスパイ機関『サーカス』に潜むソ連と英国の二重スパイ『モグラ』を探す頭脳戦のスパイ映画。実際の内容はそんな生易しいものではなく、国に対する忠誠と裏で暗躍する裏切りがこれでもかというほど複雑に絡み合うことによって物語に深みを出しています。

灰色やモノトーンを基調とした描写の中で、泥臭く心理戦が繰り広げられます。役者は映画業界が誇るS級俳優陣が、悲哀、静かさ、怒りや苦悶といった感情のバランスを均衡させながら英国紳士を魅せているのが本当に素晴らしいです。

複数回観るか解説を読まないと全部を理解するのは難しい作品だと思いますが、本当にリアルを描いた味のある大人のスパイ映画だと思います。

【マリアンヌ】(2016)

評価3.8 おすすめ度86

  上映時間:124分

監督:ロバート・ゼメキス 脚本:スティーヴン・ナイト

出演者:ブラッド・ピット、マリオン・コティヤール、リジー・キャプラン、マシュー・グード、ラフィー・キャシディ、ジャレッド・ハリス、クリスティアン・ルーベク

ストーリー

1942年、カサブランカ。極秘諜報員のマックスとフランス軍レジスタンスのマリアンヌは、ある作戦を通して運命の出会いを果たす。それは夫婦を装って敵の裏をかき、ドイツ大使を狙う作戦だった。その後、互いへの愛を確かめあった2人は結婚するが…。

解説

どこか懐かしいカメラワークや演出で昔の名作感が終始漂ってるそんな映画。

ブラッド・ピットとマリオン・コティヤール、2人のオスカー俳優の演技は素晴らしく特にブラット・ピッドの繊細な演技が、映画全体に緊張感を作り出していてとても素晴らしいです。

前半のラブロマンス物から諜報物への切り替えも秀逸で巨匠の手腕が光ったなという印象。ラブロマンス映画、諜報映画そして戦争映画として綺麗に仕上がっておりとても満足度の高い作品だと思います。

まとめ(評価とおすすめ度)

タイトル評価おすすめ度
【ゼロ・ダーク・サーティ】3.682
【ジョーンの秘密】3.683
【ブリッジ・オブ・スパイ】3.887
【裏切りのサーカス】3.680
【マリアンヌ】3.886

【マリアンヌ】は脚本家がエピソードを聞いただけで証明するような資料等は見つかっていません。

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