今回ご紹介する作品は【グレイテスト・ショーマン】【ラ・ラ・ランド】【レ・ミゼラブル】【アラジン】【美女と野獣】の5作品をネタバレしない程度に紹介します。
音楽とダンスで観客を魅了するミュージカル。劇団四季のライオンキングのミュージカルですぐに寝たことのある私ですが苦手だと思ってたミュージカル映画も、この5作品は飽きずに最後まで楽しめました。
【グレイテスト・ショーマン】(2018)
評価★4.1 おすすめ度90

監督:マイケル・グレイシー 脚本:ジェニー・ビックス、ビル・コンドン
出演者:ヒュー・ジャックマン、ザック・エフロン、ミシェル・ウィリアムズ、レベッカ・ファーガソン、ゼンデイヤ、キアラ・セトル、ポール・スパークス、バイロン・ジェニングス、ベッツィ・アイデム
ストーリー
主人公のP.T.バーナムは<ショービジネス>の概念を生み出した男。誰もが“オンリーワンになれる場所”をエンターテインメントの世界に作り出し、人々の人生を勇気と希望で照らした実在の人物だ。そんなバーナムを支えたのは、どんな時も彼の味方であり続けた幼なじみの妻チャリティ。彼女の愛を心の糧に、仲間たちの友情を原動力に、バ ーナムはショーの成功に向かって、ひたむきに歩む。
解説
『地上でもっとも偉大なショーマン』と呼ばれた19世紀アメリカの実在の興行師P・T・バーナムの半生を描いた、格差と差別、多様性がテーマのミュージカル映画。
成功までの道のり、成功してからの奢り、失ってまた立ち上がる、王道ストーリーですがテンポも良く美しい映像と音楽が合わさりとても満足できる作品です。
これを観るまではヒュー・ジャックマン=ウルヴァリンだと思ってましたが元々はミュージカルの人らしく、こんなに歌が上手なんて知らなかったので驚きました。
歌と物語とダンサー達のダンスも見事に融合していて、ほんとに浸れる明るい世界観が素敵で、映画においてもミュージカルってこんなに楽しいんだってことを思わせてくれる作品だと思います。
【ラ・ラ・ランド】(2016)
評価★3.9 おすすめ度88

監督:デイミアン・チャゼル 脚本:デイミアン・チャゼル
出演者:ライアン・ゴズリング、エマ・ストーン、J・K・シモンズ、フィン・ウィットロック、ローズマリー・デウィット、ミーガン・フェイ、ジェイソン・フックス、ジェシカ・ローテ、ソノヤ・ミズノ、ジョン・レジェンド、キャリー・ヘルナンデス、ヘムキー・マデーラ
ストーリー
夢追い人が集まる街・ロサンゼルス。女優志望のミアはオーディションに落ちてばかり。ある日彼女は、場末の店でセブというピアニストに出会う。彼にもまた、いつか自分の店を持つという夢があった。やがて2人は恋に落ち、互いの夢を応援しあうが…。
解説
ジャズピアニストとして店を持つ事を夢見る男と、女優として成功する事を夢見る女の話。オープニングシーンは有名らしくオープニングを観ただけで傑作だと確信するもののラストは賛否両論。
この映画はミュージカル映画というよりも音楽映画という印象を受けました。それくらい映画音楽が素晴らしいです。1つの映画の中で流れる曲で印象に残る曲は多くても3曲程度ですが、この映画はどの曲も名曲すぎると思います。
ストーリー的には無難なストーリーで何気ないロマンスですが、全体的な作品の色合いと雰囲気がとにかくオシャレで可愛いい。主役2人の演技も素晴らしく、エンディングは少し切ないですがとても気に入った作品です。
【レ・ミゼラブル】(2012)
評価★4.0 おすすめ度89

監督:トム・フーパー 脚本:ウィリアム・ニコルソン、アラン・ブーブリル、クロード=ミシェル・ローム、ハーバート・クレッツマー
出演者:ヒュー・ジャックマン、ラッセル・クロウ、アン・ハサウェイ、アマンダ・セイフライド、エディ・レッドメイン、ヘレナ・ボナム=カーター、アーロン・トヴェイト、サマンサ・バークス、サシャ・バロン・コーエン、ダニエル・ハトルストーン、アントニア・クラーク、ジョージ・ブラグデン
ストーリー
9年間服役したジャン・バルジャンは、仮出獄後に再び盗みを働いてしまう。そんな彼の罪を見逃してくれた司教の優しさに触れた彼は、心を入れ替える決意をする。やがて運命の女性・ファンテーヌから愛娘・コゼットを託されたバルジャンはパリへ向かうが…。
解説
この作品は、ずっとずっと歌ってます。セリフも歌っているとこはガチガチのミュージカルなので、好き嫌いが別れそうです。ストーリー的には、革命を通して自分の正しい道を進む人々の生き様を描いています。
社会に対する不満や生い立ち、仄かな恋と叶わぬ恋、納得できない世の中に立ち向かう姿が音楽と共に表現されている。歌だからこそ伝わる怒りや悲しみ、そしてときめき、とても感動的な作品だと思います。最後のシーンでは自然と涙が溢れ落ちます。
2時間半と長尺で暗めのストーリーですが内容が濃く、豪華すぎるキャスト陣の演技力の高さも相まって目が離せないくらいに惹き込まれます。誰もが自分の正しいと思う道を歩み、誰かから手を差し伸べて貰うことで優しさを忘れずに生きた人々の素晴らしさ。きっと、みんなが正しい道を歩んで行ったのだと思いたい、そんな作品です。
【アラジン】(2019)
評価★4.1 おすすめ度92

監督:ガイ・リッチー 脚本:ジョン・オーガスト
出演者:メナ・マスード、ナオミ・スコット、ウィル・スミス、ビリー・マグヌッセン、ナヴィド・ネガーバン、カミル・レミシェウスキー、ヌーマン・エイカー、マーワン・ケンザリ、ジョーイ・アンサー、プリヤンカー・サルマール、バーン・コラコ
ストーリー
貧しくも清らかな心を持ち、人生を変えたいと願う青年・アラジンは、王宮の外の世界での自由を求める王女・ジャスミンと巡り会う。冒険の末、3つの願いをかなえることのできるランプを手に入れたアラジンは、ランプの魔人・ジーニーと運命の出会いを果たす。
解説
ディズニーアニメの実写映画化作品。登場人物、背景や景色、カメラワーク、サウンド、全てにおいて丁重に作られています。吹き替え版は歌にまで吹き替えしてあり、お金がかかってるんだろうなと思いますが私は字幕版の歌の方がしっくりきたので字幕版で観るのをおすすめします。
アニメのイメージが壊れることもなく、ウィル・スミスのジーニーは全く違和感なくそれでいて独自の新しい魅力に溢れています。メナ・マスードのアラジンもナオミ・スコットのジャスミンも素敵で、歌声やキレキレのダンスはとても素晴らしく、アニメとは全く違う楽しみ方が出来る超一流のミュージカル映画のだと思います。
アニメ版を忠実に再現しつつも実写ならではのアレンジも加えてあり、ジャスミンが男性社会に立ち向かう強い女として描かれているのは現代らしいアレンジで見どころの一つだと思います。
【美女と野獣】(2017)
評価★4.0 おすすめ度87

監督:ビル・コンドン 脚本:スティーヴン・チョボスキー
出演者:エマ・ワトソン、ダン・スティーヴンス、ルーク・エヴァンス、エマ・トンプソン、ジョシュ・ギャッド、ケヴィン・クライン、イアン・マッケラン、ググ・バサ=ロー、ユアン・マクレガー、スタンリー・トゥッチ、オードラ・マクドナルド、ハティ・モラハン、エイドリアン・シラー、ソノヤ・ミズノ
ストーリー
魔女の呪いによって野獣の姿に変えられてしまった王子。呪いを解く鍵は、魔法のバラの花びらが全て散る前に誰かを心から愛し、愛されることだった。絶望な日々を送る王子の前にある日、聡明で美しい女性・ベルが現れ、次第に2人は惹かれあう。
解説
実写化はどうしても批判される傾向がある中でガッカリする人はきっと居ないであろうレベル。CGや映像美は当たり前で、まるでおとぎ話の絵本の中に入ったような素敵な世界観。全体的な色味や大道具・小道具のアンティーク感とかクラシカルな感じとか、単に小綺麗なんじゃなくて温かみを感じます。このクオリティはさすがディズニーといったところだと思います。
エマ・ワトソンの演じるベルと、ルーク・エヴァンスのガストン、ジョシュ・ギャッドのル・フゥが違和感なく歌唱力もありハマり役だと思いました。
単なる実写化にとどまらず、アニメ版では描かれることのなかったキャラクターの背景が語られ、さらに現代の価値観にアップデートされた部分もあり、美女と野獣という物語をより一層好きになれる作品だと思います。
まとめ(評価とおすすめ度)
タイトル | 評価★ | おすすめ度 |
【グレイテスト・ショーマン】 | ★4.1 | 90 |
【ラ・ラ・ランド】 | ★3.9 | 88 |
【レ・ミゼラブル】 | ★4.0 | 89 |
【アラジン】 | ★4.1 | 92 |
【美女と野獣】 | ★4.0 | 87 |
ミュージカルが苦手な方はとりあえず【アラジン】か【美女と野獣】を観てもらって楽しめれば、他の作品も楽しめると思います。【レ・ミゼラブル】は結構ガチなミュージカルなので最後にでも。
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