今回ご紹介する作品は【オデッセイ】【クラウドアトラス】【ゼロ・グラビティ】【宇宙人ポール】【メッセージ】の5作品をネタバレしない程度に紹介します。
映像美は文句のつけようがないくらいリアルで設定が考えられている面白い映画たちです。
【オデッセイ】(2015)
評価★3.8 おすすめ度88
監督:リドリー・スコット 脚本:ドリュー・ゴダード 原作:アンディ・ウィアー
出演者:マット・デイモン、ジェシカ・チャステイン、ケイト・マーラ、クリステン・ウィグ、セバスチャン・スタン、ショーン・ビーン、マッケンジー・デイビス、ジェフ・ダニエルズ、マイケル・ペーニャ、アクセル・へニー、キウェテル・イジョフォー、ドナルド・グローヴァー
ストーリー
嵐に襲われて地球へ帰還した有人火星探査計画のクルーだが、そのうちの1人・ワトニーが取り残される。NASAに死亡したと断定されるなか、ワトニーは決死のサバイバルを敢行。やがて彼から生存を知らせる通信を受け取ったNASAは、救出作戦をスタートさせる。
解説
火星に取り残された男の話。火星で芋を栽培したりして器用に立ち回る前半、中盤から後半なかなか緊迫した展開が待っていますが、上手くいかない時それをずっと悲観することもなく、トライアンドエラーを繰り返して地道にゴールに近付いていく主人公に胸熱です。
シリアスな状況が続く映画ですが、主人公ワトニーのジョークのおかげで割と観やすいです。宇宙物の中では盛り上がり部分は少なめですが、ストーリーもテンポ良く進むので、長尺ですが最後まで飽きずに楽しめる作品だと思います。
【クラウドアトラス】(2012)
評価★3.7 おすすめ度87
監督:ラナ・ウォシャウスキー、トム・ティクヴァ、リリー・ウォシャウスキー
出演者:トム・ハンクス、ハル・ベリー、ジム・ブロードベント、ヒューゴ・ウィーヴィング、ジム・スタージェス、ペ・ドゥナ、ベン・ウィショー、ジェームズ・ダーシー、ジョウ・シュン、キース・デヴィッド、デヴィッド・ジャーシー、スーザン・サランドン、ヒュー・グラント
ストーリー
1849年、南太平洋。奴隷売買目的で航海に出た青年ユーイングは、良心の呵責に苛まれて葛藤。そんな彼を、悪徳医師グースが狙う。1936年のスコットランド。ユーイングの航海日誌を読む作曲家志望のフロビシャーは、天才作曲家の下で曲作りに苦悩していた…。
解説
1849年、1936年、1973年、2012年、2144年、2321年、6つの異なる時代でストーリーを行き来しながら物語が進んでいきます。時代ごとにSFアクション要素、コメディ要素、恋愛要素、スパイアクションやクライムアクション的要素など色々なジャンルを楽しめる作品です。
登場人物も多く、輪廻転生?なのか、各キャストは最大1人6役を演じています。特殊メイクで年齢や人種、性別すら変わってる人もいて、真面目に見ていないと置いていかれてしまうかもしれません。エンドクレジットでは、この役者が実はこんな役も!と驚きがあって楽しいと思います。
冒頭からかなり視点の入り乱れが激しいので情報の整理はやや大変ですが、展開に統一感はあるので観やすいと思います。それぞれの時代ストーリーも根底のテーマとしての繋がりは、しっかりしていて面白いです。3時間弱と長尺ですが、視点がコロコロ変わるので飽きることなく観れると思います。
この壮大なストーリーを一本にまとめたのは本当にスゴイ‼
【ゼロ・グラビティ】(2013)
評価★3.6 おすすめ度83
監督:アルフォンソ・キュアロン 脚本:アルフォンソ・キュアロン、ジョナス・キュアロン、ロドリゴ・ガルシア
出演者:ジョージ・クルーニー、サンドラ・ブロック、エド・ハリス、Orto Ignatiussen、ファルダット・シャーマ、エイミー・ワーレン、バッシャー・サヴェージ
ストーリー
スペースシャトルでのミッション遂行中、宇宙飛行士のストーンとコワルスキーは突発的な事故で宇宙空間に放り出されてしまう。ふたりは互いの体をロープで繋いで何とかシャトルに戻るが、機体は大破し、生存者はストーンとコワルスキーのふたりだけだった…。
解説
映像美による宇宙のスケール感が素晴らしい。人間の力ではどうしようもないこともある宇宙怖い、改めてそう感じさせる作品。そして、どんな状況下でも先人達が積み上げてきた科学を駆使して、知恵と勇気を振り絞り頑張る人間の素晴らしさも見れる映画です。
サンドラ・ブロックとジョージ・クルーニーの名演が見事です。2人が持つ天性の朗らかさが滲み出て、悲惨な状況も観る側が辛くないからスゴイ。ジョージ・クルーニーが演じた役も、かなり面白い究極形で、良い味が出ています。
【宇宙人ポール】(2010)
評価★3.7 おすすめ度85
監督:グレッグ・モットーラ 脚本:サイモン・ペッグ、ニック・フロスト
出演者:サイモン・ペッグ、ニック・フロスト、ジェイソン・ベイトマン、セス・ローゲン、クリステン・ウィグ、ビル・ヘイダー、ブライス・ダナー、ジョン・キャロル・リンチ、シガニー・ウィーバー、ミア・ストールラード、ジェフリー・タンバー、デヴィッド・ハウス、ジェーン・リンチ、デヴィッド・ケックナー、ジェシー・プレモンス
ストーリー
SFオタクのイギリス人青年・クライブとグレアムは、コミックの祭典「コミコン」とアメリカ西部のUFOスポットを巡る旅を楽しんでいた。その道中、彼らはポールと名乗る宇宙人と遭遇する。ポールを故郷に帰すため、彼らの悪戦苦闘の日々が始まるが…。
解説
脚本・主演:サイモン・ペッグ&ニック・フロストの素敵コンビ。個性豊かなキャラクターたちが繰り広げるドタバタの逃走劇と、あちこちに仕込まれた映画ネタが面白いSFコメディ映画。
ジョークもストーリー展開もテンポが良く進んでいくので、SF映画に詳しくなくても楽しめると思います。
パロディネタ満載のゆるい展開と思いのほか、アクションとしてもドラマとしても極めて丁寧につくられており、観終わったあとの爽快感は格別です。
【メッセージ】(2016)
評価★3.8 おすすめ度86
監督:ドゥニ・ヴィルヌーヴ 脚本:エリック・ハイセラー 原作:テッド・チャン
出演者:エイミー・アダムス、ジェレミー・レナー、フォレスト・ウィテカー、マイケル・スタールバーグ、マーク・オブライエン、ツィ・マー、アビゲイル・ピニョフスキ、ジュリア・スカーレット・ダン、ルーカス・シャルティエ=デザート、アナナ・リドヴァルド、ラッセル・ユエン、ジョー・コブデン
ストーリー
突如地上に降り立った巨大な宇宙船。謎の知的生命体と意思の疎通を図るため、言語学者のルイーズは物理学者のイアンと共に、「彼ら」が何を伝えようとしているのかを探っていく。ついにその謎が解けた時、美しくも切ないラストメッセージが明らかになる。
解説
“文字や言語”を駆使して異星人と対話をし意志疎通を図ろうとする作品。“文字や言語”にここまでフィーチャーしたSF作品は今まで観たことがなく、そして何よりその完成度の高さに驚かされます。
終始薄暗い雰囲気と不気味なBGMが流れる。登場人物がほとんど笑う事もなく、全体的に暗い印象でアクションシーンも残虐なシーンもないSFドラマ。
設定も面白いし、感動のヒューマンドラマ的なラストも素晴らしく今までに類をみないSF映画だと思います。
まとめ(評価とおすすめ度)
タイトル | 評価★ | おすすめ度 |
【オデッセイ】 | ★3.8 | 88 |
【クラウドアトラス】 | ★3.7 | 87 |
【ゼロ・グラビティ】 | ★3.6 | 83 |
【宇宙人ポール】 | ★3.7 | 85 |
【メッセージ】 | ★3.8 | 86 |
リアルな世界観、映像美のSFから非現実的な宇宙人まで、それぞれがそれぞれの面白さを持っています。
※無料で映画を観たい方⇒詳細はコチラ
私が最初、動画配信サービスを利用しだしたのはアニメを観たいと思ったからです。月額が1026円と安いHulu(フールー)を利用してみて数か月、国内事業が日本テレビに買収されたこともあり、アニメだけじゃなくドラマやバラエティー番組など、比較的[…]