今回ご紹介する作品は【ミッドサマー】【パラサイト 半地下の家族】【ルーシー】【ディフェンドー 闇の仕事人】【ボーダー 二つの世界】5作品をネタバレしない程度に紹介します。
クセがすごすぎて考えさせられるものや、理解に苦しむ作品もありますが観てみる価値はあると思います。
【ミッドサマー】(2019)
評価★3.4 おすすめ度76

監督:アリ・アスター 脚本:アリ・アスター
出演者:フローレンス・ピュー、ジャック・レイナー、ウィル・ポールター、ウィリアム・ジャクソン・ハーパー、ウィルヘルム・ブロングレン、ジュリア・ラグナースソン、アーチー・マデクウェ、エローラ・トルキア、ビョルン・アンドレセン
ストーリー
家族を不慮の事故で失ったダニーは、恋人や友人と共にスウェーデンの奥地で開かれる“90年に1度の祝祭”を訪れる。美しい花々が咲き乱れ、太陽が沈まないその村は、優しい住人が陽気に踊る楽園のように思われた。しかし、次第に不穏な空気が漂い始め…。
解説
5人の学生が招かれた狂気の祭りを描いたフェスティバル・スリラー。見る者を圧倒する世界観で人間の内面を容赦なく暴き出す。全シーンが伏線となる緻密な脚本にも注目。
とんでもなく衝撃的な映画です。ホラー映画としての怖さはそれほどないけど気持ち悪さ、狂気は、ずば抜けて高いです。怖いもの見たさならどうぞ観てください。
【パラサイト 半地下の家族】(2019)
評価★4.1 おすすめ度85

監督:ポン・ジュノ 脚本:ポン・ジュノ、ハン・ジヌォン
出演者:ソン・ガンホ、イ・ソンギュン、チョ・ヨジョン、チェ・ウシク、パク・ソダム、チャン・ヘジン、パク・ミョンフン、イ・ジョンウン、チョン・ジソ、チョン・ヒョンジュン、パク・ソジュン、パク・クンノク、チョン・イソ
ストーリー
半地下住宅で暮らす全員失業中の貧しいキム一家。ある日、大学受験に失敗し続けている長男・ギウは、エリート大学生の友人から家庭教師の仕事を紹介される。ギウが身分を偽り訪れた先は、IT企業の社長、パク・ドンイク一家が暮らす高台の大豪邸だった。
解説
カンヌ、アカデミー賞を制した衝撃のブラック・エンターテイメント。
予測不能のドラマ、サスペンス、ブラックユーモアと、あらゆるジャンルに社会性を内包した超一級の娯楽作で、道以外全てセットという監督のこだわりに満ちた映像はリアルで圧巻です。
想像の斜め上をいく展開のストーリーに引き込まれ、ユーモアたっぷり、予想外の後半と最後までハラハラドキドキする映画です。観終わった後も余韻が残る強烈な作品です。
【ルーシー】(2014)
評価★3.1 おすすめ度70

監督:リュック・ベッソン 脚本:リュック・ベッソン
出演者:スカーレット・ヨハンソン、アナリー・ティプトン、モーガン・フリーマン、アムール・ワケド、チェ・ミンシク、メイソン・C・リー、ピルウ・アスベック、フレデリック・ショー、ジャン・オリバー・シュレーダー、ポール・チェン、セドリック・シェヴァルメ
ストーリー
ごく普通の生活を送っていた女性・ルーシーはある日、マフィアの闇取引に巻き込まれ、脳に異変が起きてしまう。人類の脳は10%しか機能していないとされるなか、覚醒したルーシーの脳は次々と人知を超えた能力を発揮し、やがてコントロールを失って…。
解説
「人間の脳は通常時10%ほどしか使われていない」という理論を基に、もし脳の使用率を上げていたらどうなるのか?を極限まで突き詰めた物語。爽快SFアクション映画という感じで楽しめます。
スカーレット・ヨハンソンが魅力的で覚醒していく描写がカッコいいし、カーチェイスは凄まじい。展開が早く、最強のルーシーがパッパッパッと物語を進めていきます。
ツッコミ所もありますが気にせず観てください(笑)
【ディフェンドー 闇の仕事人】(2009)
評価★3.5 おすすめ度80

監督:ピーター・ステッビングス 脚本:ピーター・ステッビングス
出演者:ウディ・ハレルソン、カット・デニングス、サンドラ・オー、イライアス・コティーズ、マイケル・ケリー、クラーク・ジョンソン、リサ・レイ、アラン・C・ピーターソン、クリスティン・ブース、シャーロット・サリヴァン、トニー・ナッポ、ロン・ホワイト、デヴィッド・ガードナー
ストーリー
母親を殺された過去を持つアーサーは、町を守るべく毎夜お手製のスーパーヒーロー“ディフェンドー”に変身。しかし武器はパチンコやビー玉で、負けることもしばしばだった。そんな時、娼婦キャットとの出会いをきっかけに母の死の真相につながる情報を得る。
解説
とにかくウディ・ハレルソンがハマり役。爽快とか笑えるとかではない、どちらかと言えば切なく重たいヒーロー物だけれど、ウディのちょっとすっとぼけた感じが最高に合う良作だと思います。
きっちりハートウォーミングな勧善懲悪物というよりも、自警団として活動する主人公の周りをうまく描いているので、最後はグッとくるものがあります。
今まで観たヒーロー映画の中で一番切ないヒーローでした。
【ボーダー 二つの世界】(2018)
評価★3.5 おすすめ度79

監督:アリ・アッバシ 脚本:アリ・アッバシ、ヨン・アイヴィデ・リンドクヴィスト 原作:ヨン・アイヴィデ・リンドクヴィスト
出演者:エヴァ・メランデル
ストーリー
スウェーデンの税関で働くティーナは、違法な物を持ち込む人間を嗅ぎ分ける力を持っていたが、醜い容姿に悩まされて孤独な人生を送っていた。そんなある日、彼女は勤務中に怪しい旅行者・ヴォーレと出会う。ティーナは彼を見て、本能的に何かを感じ…。
解説
観る人を選ぶ作品かと思います。現代の寓話であり、全く予想もしなかった美しくないファンタジーの物語にグイグイ引き込まれていきます。
無駄のない脚本で、特殊メイクや容赦のない描写も描きたいものが一貫してて素晴らしい。CGで何でも映像化出来てしまう時代だけど、特殊メイクの自然さ、凄さ、素晴らしさは、やっぱりリアルは凄いと改めて思います。
ジェンダー、ファンタジーとリアリティ、マイノリティとマジョリティ、美醜、人種、様々な『ボーダー』を織り交ぜ、固定観念をぶち壊して来る作品。観終わった後の余韻が凄いと思います。
まとめ(評価とおすすめ度)
タイトル | 評価★ | おすすめ度 |
【ミッドサマー】 | ★3.4 | 76 |
【パラサイト 半地下の家族】 | ★4.1 | 85 |
【ルーシー】 | ★3.1 | 70 |
【ディフェンドー 闇の仕事人】 | ★3.5 | 80 |
【ボーダー 二つの世界】 | ★3.5 | 79 |
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