今回ご紹介する映画は【ミスト】【スケアリーストーリーズ 怖い本】【コンジアム】【ヘレディタリー 継承】【ジェーン・ドゥの解剖】【ライト/オフ】の6作品をネタばれしない程度に紹介します。
怖いのは当たり前!ストーリーや設定が良く出来ているホラー映画を紹介します。
【ミスト】(2007)
評価★3.4 おすすめ度78
監督:フランク・ダラボン 脚本:フランク・ダラボン 原作:スティーヴン・キング
出演者:トーマス・ジェーン、マーシャ・ゲイ・ハーデン、ローリー・ホールデン、アンドレ・ブラウアー、トビー・ジョーンズ、ウィリアム・サドラー、ジェフリー・デマン、フランシス・スターンハーゲン、アレクサ・ダヴァロス、ネイサン・ギャンブル、クリス・オーウェン、サム・ウィットワー、ロバート・トレヴァイラー、デヴィッド・ジェンセン、ケリー・コリンズ・リンツ、フアン・ガブリエル・パレハ、メリッサ・マクブライド、ブライアン・リビー、ジャクソン・ハースト、ブランドン・オデル、スーザン・メイラースタイン、ウォルター・フォントルロイ、アミン・ジョセフ
ストーリー
田舎町で家族と共に暮らすデヴィッドは、ある日息子と共にスーパーマーケットへ出かけるが、街全体が突如濃い霧に包まれ、店内で缶詰め状態に。やがて霧から逃れてきた人々から「霧の向こうに怪物がいる」と聞かされたデヴィッド達は、次第に混乱し始め…。
解説
霧に覆われた街に謎の生物が発生してサバイバルする映画。
当時、初めて観たときは鬱映画という認識しか無かったです。今、改めて観てみると、その絶望的なラストを逆説的にとらえると、生きることを諦めると後悔しかないと、かなり強めに答えを示しているのだと感じ取れます。 絶対的な絶望の先に何が見えるのか、それは徹底的に死力を尽くした後でしかわからないのかもしれません。
映像がチープなのが非常に残念ですが、徐々に理性を無くしていく人々の有様や、苛々が募る程に緊急事態に足がすくみ瞬時の対応が取れない登場人物達の描写もリアリティがあり、胸糞映画ですが楽しめる作品だと思います。
【スケアリーストーリーズ 怖い本】(2019)
評価★3.4 おすすめ度78
監督:アンドレ・ウーヴレダル 脚本:ダン・ハージュマン、ケビン・ハージュマン、ギレルモ・デル・トロ
出演者:ゾー・マーガレット・コレッティ、マイケル・ガーッサ、ガブリエル・ラッシュ、オースティン・ザユル、ディーン・ノリス、ギル・ベローズ、ロレイン・トゥーサント
ストーリー
幽霊屋敷で1冊の本を見つけたステラたち。怖い話が綴られたその本をステラが持ち帰ると、翌日から仲間が1人ずつ消えていく。そんななか、ステラたちは消えた仲間たちが一番恐れるものに襲われるという物語が、本の余白にひとりでに書かれるのを目にし…。
解説
幽霊屋敷に忍び込んで、本を盗んできちゃうんだけど、そこに新しい物語が次々に書き足されて、それが現実になっていく。って話。
原作はアルヴィン・シュワルツという人が書いた児童文学シリーズ『Scary Stories to Tell in the Dark(邦題は「誰かが墓地からやってくる」)』であり、1980年代に出版されました。この本が話題になった大きな理由が挿絵です。もうどう考えても児童向けじゃないよね?というレベルの恐怖イラスト。普通に大人が見ても夜、夢に出てきそうなインパクトを植え付けてきます。映画では、その挿絵が完全再現されており、さすがのクオリティ。一応、日本では全年齢レーティングになってますけど、幼い子どもは鑑賞したらトラウマになるだろうな…。
恐ろしくも目の離せない、子供たちが恐怖体験をしていく青春ホラー群像劇となっています。
【コンジアム】(2018)
評価★3.5 おすすめ度82
監督:チョン・ボムシク 脚本:バク・サンミン、チョン・ボムシク
出演者:イ・スンウク、ウィ・ハジュン、パク・ジヒョン、パク・ソンフン、オ・アヨン、イェウォン、ユ・ジェユン、パク・チア
ストーリー
戦時中、旧日本軍により拷問や処刑の目的で施設は建てられ、戦後も「コンジアム精神病院」として開院したが、大勢の患者が謎の死を遂げ院長も突如失踪、その後も不可解な出来事が多発したため、呪われた病院として廃院となった。
ある夜、肝試しにビデオカメラを回しながら病院を訪れた少年二人は、開けたら死ぬと噂された402号室をこじ開けようとし、何処からともなく聞こえた卓球玉の音を最後に映像が途絶えて行方不明になった。
時が経って現在、YouTubeで恐怖動画を配信する人気チャンネル「ホラータイムズ」主宰者のハジュンは、一般からの参加者を募り、自身は屋外で動画をチェックしながら指示を出し、スタッフ6人が病院内を探索し、最終的に402号室に辿り着く形でコンジアム精神病院への潜入ライブ配信を計画する。
解説
韓国最恐の心霊スポット、実在するコンジアム精神病院跡を舞台にしたホラー映画。
大勢の患者が不可解な死を遂げ、院長が失踪もしくは自殺したとされ、閉鎖後に幽霊の目撃情報などの恐ろしい噂が絶えないコンジアム精神病院跡に潜入した7人の若者が怪奇現象に襲われていく様を、ドキュメンタリー調のPOV(主観映像)で描いています。
CNNが発表する世界7大心霊スポットに選ばれた実際の廃病院でロケを敢行。実際に配信を見ているかのようなライブ感とリアリティあふれる映像が恐怖を倍増させるとても面白い作品です。
【ヘレディタリー 継承】(2018)
評価★3.7 おすすめ度76
監督:アリ・アスター 脚本:アリ・アスター
出演者:トニ・コレット、ガブリエル・バーン、アレックス・ウォルフ、ミリー・シャピロ、アン・ダウド
ストーリー
グラハム家の祖母・エレンが亡くなった。娘のアニーは夫・スティーブン、高校生の息子・ピーター、人付き合いが苦手な娘・チャーリーと共に悲しみを乗り越えようとする。だが、アニーたちはエレンから忌まわしい“何か”を受け継いでいたことに気づかず…。
解説
秘密主義だった主人公の母が亡くなったあと、日常に少しずつ不穏な空気が立ち込めてくる物語。
フィナーレ”まで瞬きさえ許されない恐怖の罠が緻密に張り巡らされたホラー映画。真夜中に見る夢、家の壁に描かれた文字など、全てのシーンがラストへの恐怖の伏線となる計算しつくされています。不気味な緊張感がずっと続き、怖いから、と言うより、気が抜けない映画です。日本のホラーにはほぼ無い欧米が強いジャンルのホラーため、古い洋画ホラーが好きでないと、オチにぴんと来ない人のほうが多いかもしれません。
伏線の回収も旨く後半からラストは傑作で最初から最後まで目が離せない作品です。
【ジェーン・ドゥの解剖】(2016)
評価★3.5 おすすめ度84
監督:アンドレ・ウーヴレダル 脚本:イアン・ゴールドバーグ、リチャード・ナイン
出演者:エミール・ハーシュ、ブライアン・コックス、オフィリア・ラヴィボンド、マイケル・マケルハットン、オルウェン・キャサリン・ケリー、パーカー・ソーヤーズ、ジェーン・ペリー
ストーリー
ある一家が惨殺された家の地下に裸の美女の死体が埋められているのが発見された。彼女の検死を行うことになった検死官・トミーと息子・オースティン。2人がメスを入れるたび、その死体に隠された戦慄の事実が判明し、次々に怪奇現象が巻き起こる。
解説
リアルに再現された、日常では知り得ない閉ざされた遺体安置所という空間で、親子がジェーン・ドウの死因や正体といった謎を探っていく、上質なサスペンスホラーとなっています。
死体がとにかく不気味で怖くて、全く動かないものがこんなに不気味に感じたのは初めてかもしれません。グロさ・不気味さ・幽霊・心理的精神的なものから呪いや宗教まで全部が入ってお腹いっぱい、見応え充分でラストも期待を裏切りません。嵐の夜、逃げ場のない地下室、そして謎だらけの検死体と次から次へと起こる怪現象、舞台としてこの上なく完璧でラジオから流れてくる不気味な歌も良い味出してます。
ずっと張り付く不気味さが心地よく、静かなホラー要素が散りばめられていてミステリー要素もあるため、怖いけど真実が気になって目が離せない作品です。
【ライト/オフ】(2016)
評価★3.4 おすすめ度80
監督:デイビット・F・サンドバーグ 脚本:エリック・ハイセラー
出演者:テリーサ・パーマー、ガブリエル・ベイトマン、アレクサンダー・ディパーシア、ビリー・バーク、マリア・ベロ、アリシア・ビーラ・ベイリー、アンディ・オショー、ローランドー・ボイス、マリア・ラッセル、エリザベス・パン、Lotta Losten、アミア・ミラー、エイバ・カントレル、エミリー・アリン・リンド
ストーリー
レベッカはある日、離れて暮らす幼い弟から思いもよらない話を聞かされる。「電気を消すと、それはやってくる。」“それ”は一体何なのか。なぜ、彼女たちを襲うのか。やがて、レベッカたち家族に隠された恐ろしい秘密が明らかになるとき、最恐最悪の一夜が幕を開ける。
解説
確執を抱えた親子が暗闇の恐怖体験を通じて心を通わせる話。
映画SAW、死霊館のジェームズ・ワンが製作に携わっているということなので、観る前からかなり期待できる作品です。死霊館の時と違い、悪霊すぎず、かと言って単なる殺人鬼ではない。実態があるような無いような存在。原作がネットにアップされた短編映画であり、リアルと現実の間のような世界観をしっかりと再現し、一つの物語として仕上げているのがとてもいいです。シンプルだが意外と無かった設定で光がなくなった時だけ現れる為、暗闇になった瞬間に一気に襲いかかってくるのが怖い。
新鮮な映像体験ができ81分と短いのでテンポも良く、綺麗にまとまった良い作品だと思います。
まとめ(評価とおすすめ度)
タイトル | 評価★ | おすすめ度 |
【ミスト】 | ★3.4 | 78 |
【スケアリーストーリーズ 怖い本】 | ★3.4 | 78 |
【コンジアム】 | ★3.5 | 82 |
【ヘレディタリー 継承】 | ★3.7 | 76 |
【ジェーン・ドゥの解剖】 | ★3.5 | 84 |
【ライト/オフ】 | ★3.4 | 80 |
この中で一番怖いのは【コンジアム】かな〜【ジェーン・ドゥの解剖】も違う意味で怖いかな~
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